
伊勢屋さん。伊勢丹は『伊勢屋丹治呉服屋』というのが正式名称。『伊勢屋丹治商店』だったようにも思うけど・・・。屋上に登ると、こんなに大きく看板を見ることができます。
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新宿の伊勢丹百貨店に行ってきました。
きょうまでアートギャラリーでやっていた『ビル・ワイマン写真展』をまず見る。あまりたくさんはなかったけど、ロックンロール・サーカスの時の写真、ブライアン・ジョーンズやジョージ・ハリスンなど今は亡き素敵なギタリストも写っていた。変わったところでは、シャガールと愛妻。クラプトンはやっぱり魅力がなかった。キースもワッツも胸毛がいっぱいで、段々見ているうちに自分の胸のあたりがモゾモゾしてきてしまって、思わずポリポリしちゃった。THE
WHOのベースのエントウィッスルの派手な服の写真もおかしかった。この人こうゆうの好きだけど、似合わないと思う。ピート・タウンゼントの方が英国のお坊っちゃんみたいなのがおもしろい。意外とそんなもんだ。
伊勢丹はたまに行って、高級食器などを見て回ります。ここには本当にすばらしいものがいっぱいあって、じっくりと目に焼きつけます。 良い物を見ないと、作品がいじけるでしょ?わたしはうつくしくて高潔なものが好きなのだ。
伊勢丹の食器やファブリック類はすばらしいだけじゃなくて、斬新なものもいち早く仕入れるところが昔から好きだった。今は前ほどではないかもしれないけど、老舗の中ではチャレンジャーだと思う。
家具も見ていたら、立派なキャビネットの中にかわいらしい物語を綴ったような一揃の陶磁器があり、あまりにもうつくしく、かわいかったので、舐め回すように覗いてから、店員さんにどこの何というシリーズか尋ねた。伊勢丹の店員さんは若い人でも丁寧で、よく商品のことを知っていると思う。あっという間にわたしをマイセンのコーナーに連れていってくれて、カタログを見せてくれた。これはマイセンの『ほらふき男爵の冒険』のシリーズだったのでした。薄いブルーを基調にしたかわいらしい絵本のような染め付けで、惚れ惚れとしてしまった。
ティーカップ&ソーサーの6客セットで1,260,000円也。お皿のセットもそのくらい。大皿560.000円也。「やっぱりお高いですねえ。単品ってわけにはいかないんですよね」「単品でも大丈夫かどうか聞いてみましょうか?」と言われたが、「とんでもハップン」とお断りする。「100万円稼いだら来て、ドーンと買いますから。」と言って去る。でも、こうゆうのを近くで見るというのが楽しいのだ。心も潤いのだ。
わたしは変な格好はしているが、胸を張っているので(威張っているわけではない)、正体不明の女に見え、貧乏かもしれないけど、もしかしたらポーンと100万円くらい使いそうにも見えるのか、店員さんにはいつも丁寧にして貰えます。「ティファニーで朝食を」のように、老舗というのはどんなお客にも丁寧なものだ。
ついでに、エルメスも見る。最新作は『ダンス(なんとか)』だそうで、スカーフと同じ模様のインディアン柄の四角いお皿5客セット。もうひとつはアラブ風の馬のお皿で、これはいろんな色の馬が描かれていてきれいだった。エルメスの食器は変なのもあるけど、これは良かった。こちらでも店員さんが丁寧に解説してくれて、エルメスの話しで談笑した。何故かわたしはこうゆう話しが得意なのだ。持ってるのか?って?持ってますよ〜スカーフ。貰いものだけど。あとは子ども用の食器。これも頂きものでした。自分で買ったことはありませぬ。エルメスのスカーフは厚みがあって丈夫で大きくて、柄が気に入れば一生物で、高くないと思う。母には2度プレゼントしたことがある。
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