◆Satomi Matsumoto 8mm Film Animation "+P" DVD-R◆
1987年と1992年の個展の際に製作して上映した8mmフィルムアニメーションがあります。最初の製作から17年もたって、世の中DVDの時代。2本のアニメーションをまとめることにしました。 わたしのホームページのダイアリーページに連載中の『8mmフィルムアニメーションDVD-R化計画日記』をまとめてこちらでご覧いただけるようにしました。笑ってちょー
2004/12/23 Sabot Recordsより発売 SABO-004 1500yen クリスマスカードつき
高円寺「円盤」で販売しています。
または松本へのメール(送料別おまけ込み2000円)で。
E-mail:egg@satomin.jp
松本里美のHP:http://www.satomin.jp

我が家にある8mmフィルムのプロジェクターです。前面のモニターでも見られますが、横の扉をあけると遠くのスクリーンにも映写できるんですよ。 上映は2度だったので、2本のリールが残っていました。18コマの作品と24コマの作品が混ざっていたので、一度切り離してコマ数別にわけてつなげる作業をしました。こんなになっちゃって焦ります。
これがフィルムを繋ぐスプライサーという道具。切って繋いでテープでくっつけるという単純なものですが、ガッチャンってのが気持ちいいのよ。 1本目の作品はこのDMの1987年の個展の時に作ったもの。 西武百貨店ハビタ池袋館のあった「ギャラリー・ハビタ」の個展でした。『触ってみなくちゃあのコはわからん』というコピーがついていました。立体太鼓つき。 たとえばこんな風に絵を描いていくものがあります。
個展企画の内容がヴァレンタインデーだったので、それに因んだものが多いです。
これはいろんな形のパスタを使ったもの。パスタでできた魚が釣られていきます。 これは1992年の作品「待合い室の紳士」のワンシーン。
この男実は・・・
材料を作りながらコマ撮りしていくので、猫の巨大になったり小さくなったり。 サボテンの曲『五月に雨の降る頃』をイメージして撮ったもの。近所の公園です。 DVD頭にDMになった作品を映すことにしました。太鼓が鳴る仕掛けになってます。
タッチセンサーで鳴るようになっています。少し出演もしてます。 最後にテロップをいれなくてはいけないことに気づき、新たにその部分のためにアニメを撮ることにしました。イームスのミニチュア椅子を使用。 何故か登場するのは『蛸』。何の意味もありません。ただ、蛸がいいなぁと思っただけ。1992作品『待合い室の紳士』には「BIRDMAN」という曲がついています。曲はすべて当時持っていたATARIで作っています。 この曲のロングヴァージョンというのがテープで残っていたのでそれに合わせて6分の物を作ることにしました。6分というのは長いんです。そこで、蛸だけではもたないと思い新たなキャラクターを考えることに。 これがそのキャラクター『卵星人"+P"』です。これは「たすP」と読む。何かとpをたすんです。
このキャラが気に入ったので、蛸吉はサブキャラに降格。
このようにストーリーはアバウトにできあがるのだった。
さっそく卵を買いに行く。去年のサーズ以来高騰しております。10個のところ4個にする。青の粘土で足をつけました。カワイイでしょ。 作り方。生のままだと安定が悪い。ゆで卵は重すぎる。そこで、足の部分に小さい穴を2コあけてそこから中身を出しました。 中身は今夜のおかずのダシ巻き卵に。おいしゅうございました。 いよいよ撮影。ライトが意外と大変なんですよ。デジタルビデおカメラをセッティング。ポーズボタンを押しながらコマ撮りします。 スタッフたったひとりのクルーです。でも、楽しいのよ。もたもたしてるとライトの熱さで粘土が乾いてしまうから、緊張感あります。
これはおまけです。20代のおバカなわたしですが、三つ子の魂百までもっていうから今も変わらないな。 これは1992年の鷹の台「松明堂ホール」での個展の時の写真。垂れ幕は自分で描くシステムです。 1987年ころから5年くらいはこのようなシステムで作曲なんかしてました。アニメーションの音楽はすべてATARIスタインバーグtwenty-fourで作りました。(品川区の雑誌「しながわ」で紹介されたもの) 12月20日の作業のひとつ。背の高さ約1cmの卵星人"+P"を50個作りました。50枚以上売れた場合は・・・赤バージョンになると思います。 プラケース、最近のはこのような全透明ケースになってますね。ここに何か入れない手はないものね。ってわけで、ここに閉じ込めてみました。
取り出さない方が良いと思います。
ディスクの印刷です。ポップな感じにしております。 編集を頼んだミレニアムさんが、メニュー画面も作ってくれました。これがあるとDVDって感じねぇ。 21の場面、全部ここから進むことができます。ちゃんと動いてるんだよ〜ん!
かわいいでしょ!
12月23日高円寺「円盤」にて発売となりました。このように現在平積みされてます。レジでクリスマスカードください、と言ってくださいね。用意してますので。 このように書かれてあります。愛らしいですのよ。クレイだけではないですが、全編おもしろいです。音楽もきちんと作ってます。ヒゲのわたしも見てね。
やっぱり嬉しいので記念写真撮ってもらいました。 12月31日大晦日の「円盤ライヴで宣伝。 演奏しながらの生CM。中身の説明も懇切丁寧に。 「円盤」第一回納品分がめでたく完売いたしました。ありがとうござます!第二回納品時のためにケースに入れる"+P"くんを制作。今回はREDタスPを2個作ってみました。これをGETした方は連絡ください。大当たりっつー事で何か賞品をさしあげます。

訂正があります。音楽はすべてスタインバーグtwenty-fourで制作、と書いていたのですが、87年の作品はYAMAHAのMSXだったことが判明。写真の物とは違ったと思いますがこんなの。1983年発売です。『ウゴウゴルーガ』制作の岩井俊夫さんも初めは8mm作品につける音楽を制作するためにコレを買ったというインタヴューを読んだことがあります。

         
つづきをお楽しみに!        

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