◆松本里美銅版画個展『live ! together - love ! creatures』銀座 伊東屋8Fミニギャラリー
2006/11/1(wed)〜15(wed)
http://www.satomin.jp/info/exhib/itoya06.html
今回は銀座の『伊東屋』さんのギャラリーです。
銀座通りに面した老舗スティショナリー屋さん。季節は秋。ギャラリーの上の階ではカレンダーフェア。ここに行くお客さんで、いつもエレベーター待ちのお客さんが1階で並んでました。
このPOPがエレベーターの中や階段の途中に貼ってありました。場所は8階のエレベーターホールの真向かいでした。たくさんの人を見るのが結構おもしろかったです。 個人情報保護法により、たくさんのお客さんが出入りするお店の中のギャラリーではだんだん芳名帳を置かないようになっているのだそうです。それではやはり寂しいですよね。伊東屋さんでは、苦肉の策でお名前カードとそれをいれるきれいな箱を設置しています。 初日。
一番長い正面の壁面に新作を並べました。
やや疲れぎみながら、友人たちが来てくれてホッとする。
L字型のこんなコーナーです。でも、意外とたくさん作品は飾れたのでした。左奥は去年の夏から描いている『絡みつくカタチ』シリーズなど。あとは立体人形とポストカードです。 右奥の壁。『隙間作品』&『ダークワールド』はココ。
奥の方はポストカード売り場、フレーム売り場、版画売り場になっています。普段でも数点奥の売り場でお買い求めできます。ナンチテ
旧作ですが、好きな作品なので。
『Dog around the Roses』と『Les rubans des meduses(くらげリボン)』下のは『匙投げ息子』と『猫かぶり娘』チープな人形ですが、かわいいんです。
後半からはこのコーナーに居座る。パソコン持参したので、音楽も聴けるようになりました。居心地良しの巣作り。
新作の中の『青い』もの。
『一緒に行くかい?』
最後に仕上げた自信作。

『Tide Pool Skirt』。
今回のDMはコレでした。小さな宇宙。

『Tide Pool Hat』。
ここにも宇宙が。これも自信作。
『万華鏡の夜』。
『柳ホテル』シリーズの1枚として制作。夜空の結婚式です。
『Rabbit in the maze of Lotus』。
コレは6月の個展の際の作品。ここから和紙と赤の洋紙との組み合わせ作品はつづく。淡くピンクになっている部分は下の赤い紙の色と赤いインクの油膜が混ざりあっています。
『In my bed』。まさにlive! together.このイソギンチャクとこのエビは仲良しです。白い部分が和紙です。下の赤い紙と貼り合わせて一気に刷るやり方です。雁皮刷りなのですが、版より大きく厚めの雁皮を切って使っています。 『Kiss Kiss Boot』。左と同じように白い和紙と赤い洋紙を貼り合わせるという手法。こうすると白いインクが浮き出る。わたしが最近やり続けているやり方です。白いブーツはサンタのブーツです。描かれている植物はクリスマスローズ/やどり木/ひいらぎ。モモンガ/リス/ビーバーもいます。これらの動物の祖先は同じです。やどり木の下でリスがKissしているのです。 初日にいただいたローズピンクのブーケ。お花貰うと嬉しい。結構嬉しい。凄く嬉しい。でも、ワインも嬉しい。お菓子も嬉しい。なんでも嬉しい。
個展をすると必ず一回は素敵なレストランでランチします。それは母が来るからです。 次は『黒い』シリーズです。『Wolf coat/送りオオカミの秋山くん』。夢に出てきた人物です。目覚めてすぐに下絵を描きました。 『潜水夫』浅瀬の生物図鑑に小さく載っていた胸から上の潜水夫の写真が無気味で目を奪われた。全身描いてみたくなった。 『I caught the Rabbit』。アリスは兎を追いかけた。ついに捕まえたアリスは半分兎になっていた。と、とれない・・・・・
期間中愛用していたスターバックスのタンブラー。万華鏡のように模様が変わる。これで注文すると20円安くなるのよ。 『朝の顔』これも新作。蔓を描きたかった。そしてぼんやりした顔の女。朝顔は万華鏡にも似ている。 なんだかドーナツ型のものに惹かれていたのかしら・・・。こんな緑色のアジサイの生花のリースをいただきました。会場にはたくさんの作品をいれたファイルを持ってきていたのですが、その中に黄色のリンゴのオーナメントをつけた同じ色のツリーの絵があったのでしばし並べていた。 伊東屋では『英国フード記A to Z』の原画26点のうち数点を額にいれて売って頂いています。今回は1月のつづきパネルで全作品を見られるようにしました。本よりもやはりカラフルでしょ。これを眺めながら話しが弾むお客さんがたくさんいらっしゃいました。

6月の個展からこのようなアホ作品が多数出てます。だいたい5〜6cm四方の小さなもので、大きな作品を作っている間に、思いつくまま制作している『隙間作品』です。でも、すご〜〜く力が入ってるの・・・。これは『たこ男/くねり』足元にマイコ〜〜入ってます。

『宇宙人サラリーマン/ぬめり』問題作です。
あなたのオフィスにもぬめぬめとこんな宇宙人が働いているかもしれないよ。係長くらい。

『ちゃわんこ』きょうは普段より多く回してます。 『おたまちゃん』
『俺達スルメンズ』非常に反響の多かった問題作であります。ラッパーなの。ヘイ、メ〜〜ン、スルメ〜〜ン 『鳥は上にいる』昔ウィンドウディスプレイなどしていた時のもの。ステッピングモーターで上の鳥がいろんな方向へ回るのです。奥にサボテンのCDが見えますね。コレかけてました。このスリーブの絵も森と小さな動物、鳥でした。 後半からはCDをたくさん持ってきていた。クラシックギターのものや現代音楽が良く合うギャラリーだった。 銅版画展としていたので、初めは立体は持っていかなかったのですが、「何でも持って来て松本里美ワールドにした方がいいよ」と担当の方に言われまして、持参。コレは`『ミニヨンの卵ダンス』の絵とオブジェ。
いつもこの絵は持っていくことにしている。『柳ホテルのカップ&ソーサー』(部分)。実際にこれを持っている方も多くて、立ち止まってこのBlue Willowの話しをするのです。この絵から随分世界がひろがった。 右側の壁。小さなクリスマスの絵もありました。 終りました。みなさんありがとうございました!ずっと滞ってましたが、これからサイトの中のギャラリーページに少しづつ絵を更新するつもりです。そちらも併せてご覧になってくださいね。 15日は雨が振ったりやんだり。搬出して外へ出たら、銀座の目抜き通りは雨に濡れてクリスマスイルミネィションが輝いていました。
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