*************年頭はこんな
年があけて、なんなんでしょうかコレは。いきなり温泉行きたいと思うようになりまして。今まで温泉に行きたいなんて思ったことないのだけど、さすがに年末が混み混みだったせいか声だしてわたしは言いました。
「ああーーーーっ、温泉でだっら〜としたい!」
温泉ってなんなんでしょうねえ・・・
お正月父のお墓参り。実家に母と姉家族兄家族みんな揃ったところでカラオケ行く、行かないになり・・・行きたくない人数名。行きたくてウズウズする人数名。わたしどっちでもいい。息子が行きたいというので結局わたしも行き、その息子が山下達郎の「Ride on time」を歌ったので(ドラマの主題歌になってたのね)わたしも吉田美奈子「夢で会えたら」を歌ったのでした。この時代の曲だったたくさん歌えるわぁ〜。
実家では地デジ化問題が。我が家が全て手配してあげることになり、きょうになって漸くカクカクシカジカやって手続きが終わった。年寄りにはちと難しいよ。手続きではなくて説明が。ケーブル工事のおじさんがサービスチャンネルを勝手に「時代劇」に設定してしまったようで、噴き出してしまった。母は時代劇なんぞはほとんど見ないのにねえ。年寄りだからってみんな時代劇が好きなわけはないよ。
************ピアニスト
1年前の日記を上書きして書いている。昨年の1月にサリンジャーが亡くなっている。そしてまさかビル・エヴァンスのように「スロー・スーサイド」じゃないよね。なんて書いていた。ビル・エヴァンスはそう言われていたらしいのだ。具合が悪いのに絶対に病院には行かなかった。ピアノを弾きつづけながら死が生をゆっくりと覆いつくす日を待っていた。こうゆう死もあってよいと思う。ビル・エヴァンスは好きだ。この死に様を知ったらますます好きになったピアニストだった。きのうの朝ドイツ映画「4分間のピアニスト」というのをテレビで途中から見た。シューマン好きなんですが(ソナチネやソナタアルバムにも入っているからわたし程度でも弾けるものがあった)、その協奏曲を弦を引っ掻き、叩き、足を踏みならし弾きこなすラストシーンがスゴいのだ。この女優さんはピアノ弾けなかったというのがまた驚き。6ヶ月であれだけ弾けるものだろうか?楽器って日々の練習なのはよーくわかってるけど、元々音感リズム感もよかったんだろうな。
************休まずに次に行くわたしは足湯でもウットリ
下田にも行ってきました。いつものことですが、マツキヨの実家。とはいえ今は誰もいないので電気、ガス、水道どうする?という問題が。これからはそうゆう問題をかかえる家がどんどん増えるでしょうねー。ウチは、水道と電気はそのままにするけれど、ガスはストップにした。幸いお風呂は灯油だったし、料理なんぞは電気でも鍋用のガスコンロでも全然平気だからだ。問題はテレビ。山に囲まれているためネットも厳しいところなのだ。でも、なんとかなるでせう。別荘状態。結構維持するのにはお金がかかることがわかった。中高校生のいる我が家にとっては結構コレ大変です。でも、これもなんとかなるでせう。と適当なわたしだ。
近くに足湯できる場所ができていて感激!これだけでもゆったりできる。次の日には近くの温泉銭湯へ。これでも充分でございました。ホンットに昨年1年間は肩が痛くて痛くて悩まされつづけていたので、ぐったりしますた。
スックと1泊しただけで帰宅。
なぜなら3月の鶴見のサルビアギャラリー(文化センター内)の広報の締め切り日を忘れていたからなのだ!!OH NO〜〜!3月23日から1週間4人で大きな壁を使って展覧会します。「いつもと違う大版画4人展」。年末、時間やタイトルや内容を詰める予定だったのに、伊勢丹仕事で本気でブッ飛んでました!4日に帰ってきてから二日で連絡とりあい無事セーフ。横浜の方の広報誌などにインフォメーションが載る予定。
それから石井理恵子さんの次の英国本・・というか新紀元社の制服本シリーズの新刊「キルト」のイラストラフを済ませる。キルトは1枚の布でできていて、広げて畳んで寝っころがって巻き付けて、起き上がって整える。そうゆう着方の説明イラスト。おもしろいです。これは3月に出版予定で、楽しい音楽がらみのイベントを4月にする予定です〜〜〜。これがもう本当に想像するだけで楽しそうで、ワクワク。
この日5日は銀座へ行きゴダールの「ソシアリスム」を見る。ゴダールは物語りのあるもの、社会派もの、実験もの、音楽もの、いろいろあり、物語のが一番好きではあるけれど、それ以外のものについては退屈になったりしながらも、やはり好き嫌いを通り越し、その求められてもいないだろうことをあえてする気概とか、やはりこれだけは言いたい!という人類に対する杭を打つ姿勢だとか、そんな精神力にほかの作家とは違うものを感じ、見つづけたい、と思うのだ。
それから銀座三越の「東京旅之介」山口晃展を見に。東京はおもしろい。東京は最先端を行き、そして街に佇む建物も人もそのスピードに追いつけずに路地や屋根や家の裏側に追いやられ積み上げられていく。たとえば神保町の路地。わたしもこのあたりの様子が好きだ。古い家屋の外壁にドンドン互い違いにエアコンの室外機が積み上げられている。ピカピカの自販機があって、着物のおばあさんが缶ジュースを買っている。このゴッタ煮!でも、わたしは好きだよ。そうゆう東京が。スカイツリーの上にも神社があったらいい。ドバイの高層ビルのように、先端は雲を突き抜け、グーグルアースで覗いたらグググと迫って雲の上の神社が見えるのだ!そうそう、そうゆう風なのがわたしは見たいよ。昨年5月の個展で最後に描いた絵にはそんなビルを描いたのだ。ビルの上にはクレーンがあって、すぐ下には東屋が。電信柱も美しく見えだす。
その日はそのまま夕方には「つばめグリル」で日立市のギャラリーの夫婦と食事。いずれ書きますが、最高におもしろいんですよねーご夫婦ともに。茨城弁というのがまたイイのよねー。ここで個展のオファーなんですが、6月まで個展ほかが続くので秋になるかなあ・・・と考え中。
笑った。楽しい。
************刷り増し&年賀状の日々
今年はズットズット年賀状を書き続けたお正月でした。12日から始まる「ExLibris BOOK METRO」のDMやフライヤーと一緒に入れて送ってるので時間がかかってしまった。でも、昨年はたくさんの方に個展2回、ライブ等に来ていただいたので、お礼もかねて頑張って出しました。実はまだ少し終わってない・・・・もうこれは明日。
7日から工房が始まり、伊勢丹での刷り増しに取りかかる。1日でまずは1点6枚刷って完了。そのあと年賀状にした大きなウサギの版画にとりかかってます。2枚うまく刷れず1日が終わり、きのう9日、ようやく1枚良いのが刷れた。刷り増しするのは色数が多いと大変なんです。でも、勘を取り戻しました〜〜〜と思ったらもうグループ展が始まってしまうので、一旦離脱。また忘れちゃうなー。
この日は群馬のNさんが東京に来てたので、工房そばのガレット屋さんへお連れする。ここのガレットは美味しいなー。それからよく行く小さなカフェに行き、ケーキとカフェオレ。すっかりおフランス〜な日でしたよん。
あしたはポポタムに最終搬入。EQIP3人頑張ってきまーす!みなさん、今回の展覧会は我々とポポタムさんの企画展。作家さんそれぞれがどんな本を題材にどんな風に制作し、どの部分の文章を抜き出してくれたのか・・・・興味あるでしょ!あるあるある〜
旅する本のためのチケット「蔵書票」

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「ExLibris BOOK METRO」
1月12日〜26日まで開かれます。
25人の版画家が描く、約100点の「文学的蔵書票」・・・というか、本をお題に制作していただきます。さて、お店とギャラリーと一周したら、100冊読んだことになるのかなあ・・・・?
詳しいインフォメーションはコチラから。
http://www.satomin.jp/info/exhib/11bookmetro.html
15日にはオープニングイベントもあります。予約お願いいたします。ポポタムさん、またはわたしまで

EQIPは濱中大作、松本里美、永島幸子の3人ユニット名です。
これからも版画展示企画をする予定です。
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