●最近見たもの
家と工房でずっと石井「制服本」の版画と、個展用の新作版画と、伊勢丹作品展用の刷り増しをする日々。
家にいる時は、下絵作業が中心なので、資料を広げている場合が多い。勿論パソコンも使う。そこでついついいろんなものを見てしまうことになりますねん。
まず
◆帽子屋を捜していて、大好きティム・バートンの来年の新作が『Wonderland』だということを知った!勿論アリスですよ。キチガイ帽子屋はジョニー・デップでした。それがまた・・・・・もういい加減キワモノ風じゃないジョニーも見たいわ〜〜〜、と思ってるんですけどねえ、シザー・ハンズ並みのパンクさでした。ヘレナ・ボナム・カーターの赤の女王よりはマシですが。今度は3Dなんだって。楽しみ!!来3月公開。ここで、3Dの様子とジョニーほかの「もういいでしょ〜、こんなにしなくても写真」が見られます。
http://www.usatoday.com/life/movies/news/2009-06-21-alice-in-wonderland_N.htm
現在英国にて取材中の石井さんが、マシュー・ボーンの新作を見たというのだが、大好きオスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイ』であるとのこと。シザー・ハンズはさすがに舞台美術や衣装が良くて感動した。今回のはどうもデカダン不足らしいのがちょっと気になるけれど、見たいな。
それから
◆二日前の朝「スッキリ」でマイケルの『BAD』の9分完全版というのを見た。この日の「スッキリ」は充実していた。そのスコセッシの短編(といっても良い)も良かったけれどど、ジャクソンズ時代のペプシのCMも良かった。キレのあるダンスとあの微笑みが。
『BAD』もそうだけど『BEAT IT』も意味をちゃんと知らなかったので、今回マイケルの作った詩をたくさん知ることができてよかった。死んでからじゃ遅いじゃん!ってことで、わたしは先週だったか、「今好きと言ってくれ!死んだあとじゃ嫌だ」と露骨に書いてみたのですが、一人も『好き』と恥ずかしげもなく言ってくれる人がいなかったので、諦めることにする。やっぱりそんな程度なんだなあ。そうそう、人っていうのはそんな程度のもんで、すぐに忘れられてしまうものなのです。でも、マイケルでも誰でも、死んでからでも良いよね。それでも、音楽は残っていくのだもの。あの追悼式の家族たちのスーツのかっこよかったこと!あとで聞いたら、あれはマイケルの好きだったベルサーチのをみんなお揃いで作ったそうで、本当に美しいシルエットのスーツ、みんな着こなしもカッコよかったね。
そんなことから
◆わたしのマイケル衝撃初体験が『アンディ・ウィリアムズショー』だった、と書いた、その記憶が正しかったかどうか、ネットで一応調べてみました。もしかして「エド・サリバンショー」だったかしら?と思って。でもやっぱし、記憶に間違いはなくて、よかったよかった。
ただ、ゲストとしてというよりは、ほとんどレギュラーのように出ていたみたいなのね。オズモンド・ブラザース(のちオズモンズ)もレギュラーだった。そして段々記憶がよみがえってきて、あの時、白人の兄弟と黒人の兄弟が並んで歌っている様子が素敵だった。
http://www.youtube.com/watch?v=v1TSLyEc1Iw
アンディ・ウィリアムズショーでのオズモンド・ブラザース『Hello Dolly』。ミュージカルからのカヴァーが多かった時代ですねー。カーディガンが懐かしい。階段のあるステージはいつもあった。
http://www.youtube.com/watch?v=lKfl15c-Kh0&feature=related
同じくアンディ・ウィリアムズショー。ジャクソン5とのものをを捜すつもりが、ハンサムなアントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」を。
ついでにその頃好きだったこれを。
http://www.youtube.com/watch?v=pjsh2j7W6Bo&feature=related
ナンシー・シナトラ『Sugar Town』。「シュガータウンは恋の街」が日本でのタイトル。これが好きだった。
http://www.youtube.com/watch?v=BoBsZKrMVJc&eurl=http%3A%2F%2Foldies1960.blog77.fc2.com%2Fblog-category-5.html&feature=player_embedded
ナンシー・シナトラ『End of the World』。これもフェイヴァリットソング。ブーツの女王。
こんなことをやっていてはなかなか仕事が進まないではないか・・・・・
そして
◆バブルスくんの今現在がわかり、ずいぶん大きなオスチンパンくんになっていたことがわかったのが、数日前。あまりにも大きかったので、エエ!?という感じだった。それから数日たって、サッカー大分トリニータがずっと負けつづけているのがなんとなく気になり、Jリーグのページを見ていたら、なぜか「伊豆シャボテン公園」に行き着いてしまった。ここには堤さんという名トレーナー(というのかな?)がいらっしゃいます。昔母と一緒に行った時にいたチンパンジーの「パピーちゃん」は、とてもかわいくて、堤さんがやっている学習発表会(ショーではなくて、とてもたのしくチンパンの能力を解説つきて見せてくれるものです)ですばらしい能力を発揮してました。母は大きな声で「パピーチャ〜〜ン」と呼んでいて、気が狂ったのではないか!?と思ったほどでしたが、それほどかわいかったです。そのパピーちゃんが、今年5月に卒業式をした、という記事がのっていて、彼女がもう28歳で体重が40キロもあることがわかりました。ショーは卒業だけど、シャボテン公園に住んでいます。元気なんだそうでよかったな〜。パピーちゃんが40キロあるんだから、バブルスくんは男の子だし、50キロくらいあってもおかしくないのでした。チンパンって大きいんだなー。
●少し進み、次に行く
仙川のグループ展は終わり。元ドラマーあっちゃんに会ったりして楽しかったグループ展でした。急遽の企画展だったので、芳名帳などもなく、誰か来てくれた人がいるのかどうかもわからず、もし、来てくれていた人がいたら、この場をかりて、御礼をー!
制服本の13体の全身版画は、きょうスルスルっと進み、あと4体ほどで完成となります。そろそろあとがき、前書きの版画に着手しなくっちゃ、危ないわ〜〜、石井さんロンドンから帰ってきちゃうわ〜
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