◆2008年12月31日(wed) 柳に始まり柳に終わった

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シュガーポット



 テレビがいきなり超イイのになって、紅白歌合戦でも見てみようか(10年は見てないなあ)ということになり、所々見ているのでした。いや、結局全編見る気にはなれず〜。裏番組では今カバンに石倉三郎が入ってて大笑いだ。

さっき紅白でビックリしたのは、三原綱木とニューブリードが、ステージの上ではなくて、別スタジオで音を出しているってことだ。ええ!?そんなことになってたんだ!ステージで演奏してるのが見られないなんて凄く違和感。ダン池田が懐かしいわ。

 大掃除も終わったので(見えてるとこだけで5日かかった。年賀状にも3日かかった)昼、久々のピアノ。全然弾けなくなってて疲れ果てた。来年はもうちょっと真面目に弾きたいものだ。スーパーに行ったら、おせちコーナーは空いていた。もうみんなそうゆうの買わないのね。わたしは好きなものだけもう買ってあったし、それもそうたくさんはないので、やはり簡単な買い物でした。あとは母のバースデープレゼントを購入。自分にもピンクの洋服を。家に戻ってから少しだけ料理しました。今年は伊達巻きを作ってみました。フライパンで作って、巻き巻きして・・・結構簡単でした。フードプロセッサーを使うと肌理こまかくできて良いです。あとはアイルランドのビールを見つけたので、これを飲んでお終いです。

 Blue Willowに引き続き思いを馳せておりましたが、一週間ほど前にマツキヨがチイちゃんとお散歩途中、フリーマーケットでかわいいものを手にいれてきました。おっちゃんが「100円でいいよ!」と言ったそうで、年末にエエもんいただきまして、しあわせであります。シュガーポットです。裏には「ELEGANT/CHINA」と書いてあります。建物などはちょっと手を抜いた描き方なんですが、色と形がとってもイイので、気に入っております。キャンディ入れにしたいと思います。

 このあと、近所の氏神様んとこへみんなで初詣に行ってきまーす!こんなこと初めてだわ〜
みなさま、よいおとしを。では、また来年

チャオ!



◆2008年12月28日(sun) 『詩と思想」完了〜

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一気に4号
WORKSのページですべて見られます。




●発掘されたパンフレット
 大掃除も5日目。永遠につづくようだ。クリアファイルの1枚から手をつけてしまったために、蟻地獄の様相を呈してきた。しかし、その成果は必ずやあるわけで、資源ゴミがきょうもワンサと出、スリム化は確実に実現されている。こうなると、もう、大掃除というよりは身辺整理といっても良い。資料なんてものは、わたしにとってのみ有益なわけで、わたしが死んでしまったらクズ同然なわけだから、できるだけスリムにしておいた方が良い。クリアファイルは計5冊を処分した。その中に捜していたものをいくつか発見。コンサートのパンフレットを見つけた。見たことは見たのだけど、まるで演目が思い出せないものだったのだ。サントリーホールにはここ何年も行ってないけれど、オープニング・シリーズには行っていた。それは1986年12月8日で、『「国際作曲委嘱シリーズ(監修:武満徹)ジョン・ケージ』の中のものだった。ケージが選んだプログラムということだ。
プログラムによると(こんなに聞いたのか!と驚くのでした)
クリスチャン・ウォルフ「エクササイズ24』「エックササイズ25」
エリック・サティ「ソクラテス」(日本初演)
アントン・ウェーベルン「交響曲Op.21」ジョン・ケージ「エトセトラ2」(委嘱作世界初演)一柳慧、黛敏郎、湯浅譲二
指揮はどれも岩城宏之で、東京シティ・フィルハーミニック管弦楽団
だった。

パンフレットをしまってしまうと、二度と思い出せないだろうと思われるようなプログラムなのでここに記録しておくことにした。(そうゆう意味で書くことが多い日記です)現代音楽は眠くなる。でも、とても豪華な顔ぶれで、たしか最後に武満徹も出てきたハズで、こういった人たちが一同に揃い、こんな音楽によってスタートを切ったサントリーホールはすばらしいなあ、と思ったものだ。それに、たしかとても安かったのだ。じゃなきゃ、わたしは行ってないと思う。その数年後にも大ホールと小ホールとに出掛けているのだけど、チケットを見ると、3000円とか2000円でストラビンスキーや高橋アキのサティを聞いていた。こんなに安く見られるなんて、今ドキ信じられない〜。この位の値段だったら、もっとたくさんクラシック聞きたいな・・・・・

●1年間ありがとう

 『詩と思想」の表紙のオブジェがついに今回で最終回となりました。1年間全部で11個の予定通り無事に完了です。きのう載せた拙いイラストは12枚つくらなくちゃいけなかったのに、途中で挫折して9枚となっていたのですが、この銅のオブジェはちゃんと個数を作り、一度に撮影しました。即興で作っていくものだったので、楽しいし速いし、実際にはもう少し個数はあったと思います。こうゆうものの方がわたしには向いているのだろうと思います。気持ちを高めて、集中してエイッ!と一気に緊張感を持ってやるのがイイ。出版社の高木社長、編集長の一色さん、デザイナーの長島さん、カメラマンの本田さん、みなさんありがとうございました!!リニューアルに立ち会えたこと、とてもおもしろかったです。それに、こういった真面目(!?)な雑誌の表紙を飾れたということが、今までにない仕事で、しかも、学生の頃から本当は立体の方がイイのじゃないの??とヒトにも言われ、自分でもなんとなく思っていたことだったので、それが実現されたことが非常に充実感と満足感を得られてうれしかったのでした。詩を読むというのも久しぶりなことで、結構新鮮でしたネ。

 立体作品は仕事でいろいろやってはいるのです。大掃除してたらまるで忘れていた作品が出てきまして・・・・楽しかったです。しかし、どれも、今となってはこれらはパソコンの中でできてしまうのです。たとえば、とあるカーテンレールの会社のカタログの仕事では、椅子やこぼれる水を半立体で制作したものとカーテンを、スタジオで組み合わせて撮影していました。これはとても大掛かりで、大変だったと思います。わたしにしてもカーテンレースの大きさに合わせて作らなくてはならないから、家の一室は作業場と化していました。でも、楽しかった。今だったら、小さく作って、パソコン上で作ってしまうでしょうね。つまんないです・・・・
 でも、これはパソコンでは無理ね、というものも出てきました。それはデザイン力の勝利、カメラマンの勝利だと思います。それにしても、こういったものはやはりバブル時の頃なわけで、今の世の中、どんどんこういった大掛かりで面倒なものは作ることはできなくなると思います。それでも「素敵!」と思えることは常に生まれてくる。『発想」が命、の時代だと思う。

 今年は終わったものがたくさんあったので、大掃除で身辺整理をしています。終わっても何故かガッカリという感じはなくて、爽やかな気分がつづいている。スッキリさせる。それで、これからどうするとかそういうことも考えません。きのうテレビに出ていたピアニストの舘野泉さん(左手だけの演奏がすばらしかったです)が、最後に「目標は何ですか?」と訪ねられて「ぼくは目標を決めたことは今まで一度もないんですよ、これからも決めないと思います」とにこやかに言った言葉が印象的でした。わたしも決めないと思う。決めなくても気持ちがあれば自然にどこかに人は導かれるものだからだ。そして一生、がんばろうとかがんばれという言葉も使わないと思うし、使われたくもないと思った。わたしはこの言葉を聞くと倒れそうになるからだ。
 スッキリと目標を決めず生きるのはイイなあ、と思いながら過去の細々としたものを捨てている。大事なものは勿論たくさんたくさんあり、それらは胸の中に十分花のように育ち咲いていて、いつも身体の中から豊かな香りを放っているのだ。



◆2008年12月27日(sat) 20年前のイラスト

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20年以上前に描いたイラスト−1『ローストチキンのきのこ詰め』
腕が太いのでビックリしてしまう。服もダサいねえ。まゆげの太さでハウスマヌカン時代とわかる。グレービーソースもしっかり描かれていた。


20年以上前に描いたイラスト−2『飲茶で来々』
7種類ほど点心が描かれていて楽しい。ワゴンのお姉さんたちは、猛烈なスピードなのだった。





イラストの裏にあったカード



字は昔も今も汚い

●手をつけてはいけない場所

 大掃除も4日目。ガウディのサグラダ・ファミリアのごとく、1日目にきれいにしたトイレはもう頽れてきているのだった。
きょうはわたしの仕事モンが詰まっている押し入れを。ここだけで一日かかってしまった。資源ゴミが大きな袋に2つ。ゴミも1袋出た。今はもう使わないレイアウト用紙だとか、古いイラストの載った雑誌も捨てることにした。原画もたくさん捨てた。過去を大分清算した。バンドの資料も随分捨てた。音楽雑誌はおもしろくてなかなか捨てられないのが困る。自分のところにはもう興味もないが、ほかのバンドや美術や映画などの話や写真はおもしろくて、ついつい見てしまう。
 イラストの原画、載った雑誌や広告、カセット、写真、ビデオ、布、粘土、金属片、ボタン、大工道具、コード、等々、何をやってる人なのかわからない押し入れ内となっている。ファイルの中の版画も、相当捨てた。下絵もほとんど捨てた。それでも半分くらいしか減らない。
 年末になって急にテレビと洗濯機が壊れ、テレビは現在電源をONにしてから30分はゴゴゴゴゴという結構楽しいノイズ音しか聞こえず見えず。洗濯機は脱水以外動かないので、70%手動洗濯だ。洗濯機はネットで昨日やっと買うがすぐには届かない。年末までずっと手動生活ヨ。テレビはついに地デジがあさって届く。届くまでにその場所を空けねばならないので、あしたもコツコツお掃除ですねえ。本当に疲れてしまいました。

●20年前のイラスト

 忘れ去っていたイラストが奥の方から出てきた。20年以上も前のもので、何かのシリーズで描き、12枚揃ったらとある会社からポストカードになるハズのものだった。ところが、描いてるうちに飽きてきてしまって、9枚でへこたれた。これにはカードがついていて、今と変わらず語る女であった。読んでみたら変な文章だった・・・・。カードにならなくて良かった。
●きのこ詰めローストチキン
 昔から作っていたのだった。これを読むと、詰め物はきのこと生クリームのよう。驚くのは大型犬は鶏の頭が好きだから、我慢して犬のために頭や内臓の処理は自分でしましょう!なんて書いている。自分は気持ち悪いから買わない、と書いているくせに。いい加減な話だ。焼き方は、面を変えて15分づつの45分としている。でも、これでは駄目なんだよ。大きさにもよるけれど、1時間以上はかけなくちゃ。それに、面を変えなくても今年はうまくできたし。しかも180度というのもおかしい。最初はもう少し高温にしなくちゃ。

 料理の常識は、言葉の変化と同じく変わっていくもので、最近は、ほうれん草を茹でる時に塩を入れるのはナンセンスなんだとか、玉ねぎを水でさらす必要なまったくないとか、というのが常識になっている。わたしもそのようにしている。玉ねぎは肝臓に良いのだけど、水にさらすと全然意味がなくなってしまう。最近の玉ねぎはそれでも全然胸焼けしないようになってない?

●飲茶で来々
 これは、昔香港に行った時のことが書いてあった。これはちょっと笑える。飲茶を運ぶ姉さんたちのスピードが速いので、食べたいものがあったら、追いかけていけ、と書いている。大袈裟ではない。路地裏のお粥やの茶碗が全部欠けていたが、それを含めて愉快にすごそう(本当は欠けた茶碗は嫌だけど)〜、というのは、今もかわらずそう思う。



◆2008年12月24日(wed) ローストチキン with LOVELY GRAVY!

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Merry Christmas ! トータス松本、トータルテンボスではありません。



大の字になってます・・・・あまりそこんとこは見ないようにね(足縛らなかったので)。手前のがグレービーソース。

スタフィング
タイムがイイ香りで抜群に相性がよいです。これを詰め込むのね。




●おフランスな場所

 メリー・クリスマス!

 きょうからOFF宣言のはずが、まだまだやること満載でありました。それでも飯田橋からブラブラと川沿いを歩いたのは気持ちが良かった。左にそびえる法政のタワー。ウン十年前に通っていた時とまるで違う近代的ビルヂングです。その反対側の坂をのぼり、日仏学院へ。こっちの方がイイわ〜。来年1月のフレッド・フリス、横川理彦、アマッド・コンパオレのトリオの公演の前売りチケット買いに行きました。
ここは何度か公演を見にきたり、マツキヨが庭で演奏したので手伝いにいったりしたところで、一歩はいるとここはおフランス〜な雰囲気が好きです。小さな本屋もあって、きょも久しぶりに覗きました。セリーヌのCD(歌ってるわけじゃない)なんかがあるのも、ここならではですね。わたしは、母や知人に送るクリスマスカードを数枚買いました。それを持って庭にあるブラッセリーへ行き。ランチしました。ちょっと贅沢ですね。ここは本格的フレンチレストランです。ただ、4人いるギャルソン、ギャルソンヌが始終うろうろとフロアをキョロキョロしながら動きまわるのが嫌です。終わったお皿をササっと片付けるのがもの凄く速くて、忙しなかった。サツマイモのスープが美味しかったですヨ。季節モンですね。コーヒーを飲みながら、カードを数枚書きました。

 最後の工房を終えて、一目散に帰宅。何年かぶりにローストチキンを作る宣言をしたのだ!そして、帰宅後急いで下ごしらえをする。それが終わってから、近所のおうちへお花を持っていった。犬のボビーちゃんの家です。ボビーはかわいい犬だった・・・。いつも窓から覗いていたっけ。14歳でした。病院に連れていって、医者がレントゲンを撮ろうとしたら、急死してしまったというのです。とても繊細なワンちゃんだったので、きっと怖かったんだと思う。わたしが唯一モデルにして描いた犬でした。部屋に飾ってあるわたしが描いたボビーの版画が、何故か一部灰色にくすんでいる。Tさんと頭をひねった。普通に刷ったものがこんな風に変色するハズがないのです。ほかの部分はそのままなのに、フワフワと雲のようにした部分が変なんです・・・・。もう一度刷って差し上げたい。

 動物の死は悲しいです。わたしは親の死の時よりもハッキリいって泣きました。それは犬や猫は何も言ってくれないからなんだよね。モヤモヤした気分は自分で解決しなくちゃならないから、尾をひいてしまいます。でも、その覚悟は犬や猫を飼う人はなくてはならないですね。何度も経験してるけど、何度も飼ってしまうのだ・・。

●Brined Roast Chicken

 涙ぐみつつ家に戻り、チキンの様子を見ます。
さて!!今回のは今までので一番の出来でありました。我ながら驚きのおいしさ!皮パリパリ。中ジューシー。七面鳥ではありません。2度トライしてあまり美味しくないな、と決定してしまったからで、やはり鶏がおいしいんですよねー。では、そのレシピを。
学習の結果、今回はブラインというやり方で下ごしらえをすることにしてみました。これは、塩水にハーブなど入れて鶏さんをし ばらくつけ込んでおくやり方です。ビニール袋につけて、そのままにしておきます。これをしたおかげで、程よい塩味、んでもっ て、身がシットリ〜〜〜できるんですよ!やってみてね。是非是非
天板に野菜を載せるバージョンと載せないバージョンがあるのですが、経験上、載せた方が良いと思ってます。スタフィングで あまった野菜などを敷きます。
今回は詰めるもの(スタフィング)が良かったと思います。たまねぎ・エリンギ・パセリはみじんぎり。パンをさいの目に切って 、オーブンでカリカリにしたもの・にんにくのすったもの、塩、こしょう、そしてフレッシュタイムたくさん、です。たまたま 生があってよかったです。急いでたので、これだけとりあえずスーパーで購入したのでした。これが鶏のお腹の中からほんのりと 全体に広がって香りがとってもいいんですよ。このスタフィングにとかしバターもいれて詰め込んで焼きます。表面にも勿論塩、 こしょう。そしてオイルをサーッとかけて230度で少し、そのあとは200度かもう少し低めにして、全部で70分くらい焼き ました。途中何回か天板にたまった油をかけます。
●じゃがいものことを途中で思い出し。慌てて櫛形に切って、天板の隅にパパパと入れました。こげないように、様子を見て途中で 取り出しました。これも学習です。以前はそのまま放っておいて、焦がしてました。
●さて、問題のグレービーソースは、どうするか。問題って・・・・これはもう「英国フード記A to Z」以来繰り返し言ってる話な んで、よくご存知の方も多いと思いますが、おいしいと思ったことないけんねえ。でも、英国じゃ「これがなきゃ生きて行けない !」なんていう人も多くて、「死なないってばさ」と思って作った歌が「LOVELY GRAVY」なわけよね。聞いてね。
 この機会に、ちゃんと作ってみようと思ったのだけど、買った鶏の袋にソースが入ってました。これが結構おいしかったので、フ ライパンに入れて煮詰めてまた水を足し、いろいろ手をくわえて完了としました。甘めのおいしいものになりました。一度もおい しいと思ったことのないグレービー。今回はこれも良かったです。Lovely Lovely Gravy〜〜〜

ワインは数年前の個展でMマダムにいただいた'97 コーディア/ムスカデ・セーブル・エ・メーヌ 。白です。何かの記念の品だったんだけど、なんだったかなあ。辛口なのにコクが出てまして・・・本当はスキッとしてるものなのかなあ?おいしかったです。お子ちゃまが段々お子ちゃまじゃなくなってきたので、あれこれ作らず。プレゼントも手渡しして終了です。

 きょうのお笑い。関根勤の大槻教授。



◆2008年12月23日(tue) 仕事は終わりです

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11月に出た学研のジュニア図鑑です。
星と星座の神話や、太陽・月・惑星など身近な天体の話、準惑星が「マケマケ」と「ハウメア」が増えて合計5つになったというような最新の宇宙情報、現在の宇宙開発の様子などを小学生にもわかりやすく解説してあります。ガリレオ・ガリレイが望遠鏡ではじめて宇宙の扉を開いてちょうど400年の「世界天文年2009」にふさわしい本です。。(学研のサイトより)
この中で、わたしは星座のお話を担当しました。それぞれの星のアイコンと春と夏の神話を数点描きました。おこちゃま向けの絵にしてます。お子様のクリスマスプレゼントにいかがぁ〜〜!





●仕事おさめでM-1を思う

 きのう今年最後のイラストの仕事をおさめてまいりました。あとはOFF、OFF!!あとは何をしたっけ・・・・

 日曜日、工房で年賀状用の版画を刷って(というわけで、勿論元旦にはわたしの年賀状はお届けできません・・・)そのあと本当は六本木で「マージナルコンソート」を見に行く予定だった。これは、美学校の小杉武久音楽教場の一期生によって結成されたもので、そのメンバー中では椎さんと今井和雄さんが知り合いです。わたしより同じ小杉さん音楽教場に行っていたマツキヨの方が旧知の仲ですが、今回はわたしが行くことになってました。しか〜し、行けませんでした・・・・ゴメンナサイ椎さん。疲れ果ててしまい行けなかった。また来年もやるかしら?そして、グズグズしながらやっと帰宅したらテレビで「M-1」が始まった。

 今年の優勝者はNON STYLEでしたね。ウチではナイツとオードリーの方が人気です。このどちらかだったらモヤモヤ感もなかったんだけどなあ〜。子どもが録画してたものを今朝も見ていたのだけど、オードリーしか見る気がなく・・・優勝者のはネタすらも思い出せなかった。なんでなのかわからないけど、なんとなく関西では受けて東京では受けないような気がしてしまった。サンドイッチマンの時やチュートリアルの時のようなゴゴゴ〜〜〜っとしたお笑いの神様が降りて来たような感動がなかったな。トータルテンボスがもったいない、とブツブツ思うのだった。いやはやお笑い好きなもんで、すみませんねえ。マージナルコンソート見ずにM-1見てしまってゴメンネ、ゴメンネェ〜〜〜

 お笑い好きな人は工房では数名しかおらず、きょうの工房大掃除でもちゅん太くらいしか話せなくてざんねんだわ〜。その数日前にも、大西さおりさんの個展を見に三軒茶屋の「まよるか」に行き、やっぱしちゅん太とお笑い話ばかりしてしまった。ああ笑った。大西ワールドは一見不思議ちゃんワールドだけど、よ〜く見ると彼女のおもしろさだけじゃなくて孤独感なども見え隠れして素敵だった。数名でなんやかんや盛り上がり、楽しかった。


●来年はこんなのから

 今年の仕事は終わったけれど、来年の予定も少しづつ決まっています。前から決まっていたのでは、石井さんの英国本にとりかかるということ。今度はどんなかというと、洋服関係です。セツに行ってただけにファッションものは大好きなので楽しみです。いつから始まるのかな・・・・楽しいけど地獄のような版画攻めの日々が予想されますです。石井さんは英国本をどれくらい出しているのかなあ。もしかしたら英国本では一番多いのじゃないかな。今まで4冊関わらせてもらってます。来年ので5冊目ですね。今度出るのは来年の1月の鉄道で巡るイギリスのナチュラルな〜〜〜ああ、説明難しいわ〜。とっても美しい写真満載なので是非お手にとってくださいませ。わたしは7点ほど描かせてもらいました。
 それから、急遽決まったのが、2月1日の日曜日のワークショップです。大森のFIRSTLIGHTで銅版画と塩ビによるドライポイントのワークショップをやります。楽しいですよー!詳細はまた来年になったらお知らせしますね。これは是非、まるで版画をやったことのない人とか、絵を描いたことの無い人に参加してもらいたいなあ、と思ってます。ドキドキしながら初めてのプレス機体験をしてもらいたいと思います。
 ●5月には工房展があります。ついに幹事に任命されてしまいました。今まで誰もわたしがやってないなんて気づかなかったのですねえ。そそくさと逃げてまして。だってすごく苦手だから。やるとなったら楽しくやるよーん。みなさんご協力をお願いいたします!
 ●7月には伊東屋のギャラリーで個展があります。

あとはなんでしょうねえ。何が起こるんでしょうねえ。こんな世の中なんで、何が起こってもおかしくない。でもわたしは大丈夫。きょうの工房大掃除も、終わってからの宴会(というか打ち上げね)は楽しくって、工房の人たちがわたしにとっては一番よく会う人たちなので、安心感みたいなもんがあります。同時期に個展があったりすると同士のような気分になるし、連帯感が心地よいです。一人で制作するのよりホッとします。来年もよろしくね。大丈夫大丈夫。



◆2008年12月20日(sat) 遠藤と桑原スコープ少年

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これはもう終わった展覧会のDMの一部です。
桑原弘明さんの小箱の中にクラクラする。






●遠藤が好き

 わたしの日記を読む人の中にはスポーツ好きはほとんどいないと読んでいる。数名サッカー好きとフィギュアスケート好きと自転車好きがいるくらいのハズ。わたしはスポーツは好きなので、遠藤といえば勿論サッカーの遠藤なわけです。
 ほかにどの遠藤がいるかと言われてもわからんのでしたが・・・・。日頃からガンバ大阪の遠藤が一番うまいと思っていたが、先日のトヨタカップの対マンチェスター・ユナイテッドとのゲームでも職人技のようなPKが決まり、キーパーの憮然とした顔を見て「してやったり」カンラカラカラと喜んだのでした。インタビューでもいつもポーカーフェイスで落ち着いている。普段失礼ながらウチでは「バカボン」と呼んでいる。マツキヨ曰く、あのバカボン顔が相手を油断させるからイイのだそうだ。こうゆう一見ボンヤリしてそうでやる時は職人、という感じの男がわたしの好みでありまして、ホレテマウヤロ〜でした。3点目を入れた時にはマンUの選手が立ち尽くしていたなあ。やはりクラブチームの方が練習の量が多いから、強いんじゃないかなあ、なんて思ったりするわけで、全日本チームももっと練習する時間があれば、もっともっと世界で通用するのじゃないのかなあ〜、とシロウトながら思うのでした。個人も大事だけど、チームでするスポーツでもあるからさあ。
 負けはしたけど、あんなにおもしろいゲームは久しぶりで、ビール買って帰って楽しかった。おつまみはチョコフレークでした。何でかって、それは好きだから。

●スコープ少年桑原弘明の小箱

 http://www.cre-8.jp/pickup/27.htmlここで見られまするは桑原弘明さんの作品です。
友人ちゅん太に聞いて先日見に行ってきました。ギャラリー椿(銀座)手の平にのる大きさの美しい施しのある金属の箱。覗き口から見ると、そこにはソクッとするような部屋や風景が現れます。いくつかある円形の窓から懐中電灯で光をあてると。朝方になったり夜になったりする。部屋の中の表情が驚くほどかわり、それがデ・ジャ・ヴ状態に誘い込みます。部屋の中の作りはどれも精巧にできた爪の上に乗るほどの大きさのオブジェです。フランス窓の蝶番もマントルピースもどれもヨーロッパの佇まいそのものです。大きな自分が小さな覗き穴から小さな部屋を見るというのはアリスの世界でもあるし、先日見たクエイ兄弟の「ピアノ・チューナー〜」の世界のようでもあり、自分がどこにいるのかが危うくなるようなゆらゆらする感じ・・・・もしかしたら危機感ですらあるかもしれない、そんな気分にさせられる。水晶窟とか鍾乳洞が見えるものなどは、もっとめまいを感じる。この小さな箱の中に閉じ込められている洞窟・・・・。なんというかワグナーというかルドヴィッヒというか、そういった陰美さを感じます。とても購入できるような値段ではないので、本を買いました。巌谷國士さんが文章をそえた『スコープ少年の不思議な旅」という本です。実際には見た方がいいに決まってるけど、これで我慢。ため息と同時に背筋がス〜ッとなります。よかったわ・・・・
 ギャラリー椿では大きい部屋の方で富田さんの油絵展があったんですよ。DMがザクロの種と青空だったので、わたしの気分と同じ感じぃ〜〜っと思ってしまった。富田さんのもとても良かったです。潔いのだ・・・。

 箱とか部屋とか金属とか・・・・こうゆうのが好きだ。

 きのうやっと今年最後の仕事のすべてが終わったので、今朝から年賀状の絵を制作してる。現在家で腐食中なんですよねー、それまで少し時間があったので、日記をしたためてみました。年賀状、いつできるかしら・・・

表参道画廊で開催中のチャリティーセールにもどうぞお越し下さいませ。わたしは1000円で絵を1枚買いました。わたしのは小さいもの大きい物いろいろとクリスマスのものばかりを出しています。そうそう、イイ陶芸作品がすごーく安かった!

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm



◆2008年12月17日(wed) 国立のブルーウィローとありがとうおばけ

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「耳までかぶる帽子」植村良子作を買う。


「ありがとうおばけ」という衣装です。
ウーピー・ゴールドバーグではない。


アンティークショップで買ったBLUE WILLOW
カップ&ソーサーと小皿。 この小皿、よく見ると全部柄も違う!色もバラバラ。日本製。@800yen

ソーサーの裏側にはこんな文字が。

 

●ありがとうおばけって服

 締め切り仕事が迫っている。が、しかしまだ二日ほどの余裕はある、と勝手に踏んでいるわたしは(実は相当ギリギリで、その二日の中で一つでも失敗があったらOUT)Aちゃんに誘われて国立まで行ってきました。きのう書いた帽子作家植村良子さんの個展『見せる日記』が『PlanterCottage』であったのでした。最終日。雨にうたれた植物に覆われたこの家は不思議な静けさでした。今回は帽子だけじゃなくて「見せる日記』展ということで、彼女が今年描き綴った絵日記やごはんやお菓子の写真の日記などが、たくさん置かれてました。靴をぬいで座ってお茶をいただきながらの和み鑑賞です。
  布が大好きな良子さん。バッグもたくさんありました。それらには、日記に描かれている絵が糸や布で描かれています。とてもパーソナルな絵柄も多く、嬉しかったこと、悲しかったことが糸と布を通して静かに伝わってきてちょっとジーンとなりました。ほかにもたくさんのものが作られて部屋いっぱいなのですが、これらは数ヶ月の間に勢い良く作られたのですねえ。わたしは彼女の帽子を一つもっています。いろんな表情を持つ帽子で楽しいのですよ。これらたくさんの物を作るエネルギーは、日々の生活が支えになっている。楽しいことも辛いこともコツコツとした生活をつづけることでいつか表現したいという欲求に育っていく。表現したいと思えることは幸いなるかな。わたしはこれを強く感じます。絵を描いたり、ものを作ったり、音楽を作ったり、奏でたりできてしあわせだと思ってます。そして、それがもっと素敵なことは、自分以外の人にもたまにはそれによってしあわせを与えていることがある、ということだと思います。「ありがとうおばけ」というコスプレ(?)衣装があって、まさにこれが物語っていたのでした。思い出のある布がたくさんくっついてバサバサっと。見せる日記にも描いてあったけど、本当にたくさんの人に助けられてみんな生きていて、何回ありがとうと言ってもたりないくらいだ。それが形になって、そしてそれがみんなを楽しい気分にさせている。人の持つ底力とか、表現されたものの持つ力とか、いろんなことを感じさせてくれた、とてもすばらしい個展でしたよ〜

 良子さんの作品の好きなところ。それは、自然派風なのに色がヴィヴィッドなところかな。普通自然派な感じというと、土色ではないか。わたしは自然は勿論好きだけれど、ドクドクモンスターに毒されてるものも好きなので、土色にはなかなか手がでないのだ。良子さんのはとても立体的でアーティスティックでヴィヴィッドなのに自然を感じるところが素敵なのだ、とわたしは思っている。今回も帽子を買った。赤いのもかわいかったけど、冬らしいシックな色にしてみました。でもよーく見るとツイードやコーデュロイや、チェックや・・・・ボタンや淵のところには緑の糸が手縫いされていたり・・・、ととても凝っていて、かわいいのです。髪の毛が今パンクになっているので、帽子を被ると潰れてしまうんだけど(ほとんどアフロなので)、嬉しくてさっそく被って帰りました。


●国立のアンティークショップで遭遇

 その個展に行く道すがらにあるアンティーク・ショップの前でAちゃんとわたしはしばしたちどまってしまったのでした。ウィンドーもかわいかったし、中を覗くとブルーの模様のお皿が見えたからでした。Aちゃんが10分寄ってみない?というので、高いんだろうなあ、と思いながらも入ることにした。センスの良いかわいいものばかりでした。そしてやはりそのお皿類はわたしのライフワーク「BLUE WILLOW PATTERN」のものだったのでした!しかも廉価なものが多く、その中にポツリポツリとイギリス製のお高いのもある、という感じ。そこで1800円のコーヒーカップ&ソ−サーを見つけてしまい、即買いました。模様は少しはしょってあるけれど、きれいなブルーで、しっかりしていた。で、うらを見たら「落成記念 松竹」と書いてある。松竹の落成記念はどうも56年らしい。あの松竹のことだかどうだかもわからないけれど、想像するだけでとても楽しいではないかぁ。
 ほかにも二羽と決まっている鳥が四羽のものがあったり、ホーローのポットがあったりといくつも置いてあったので、ついつい興奮してオーナーのマダムとウィロー話をしてしまった。10分以上いた。

 出る時にこの「ROSE RING」のカードをいただいたのでサイトを覗いたら、11月にオープンしたばかりのお店でした。そして、お子さんが双子だと書いてあり、12月生まれだとあり(偶然だけど密接な関係性があったんです)・・・・そのへんからなにからなにまで、きょうの日というのは繋がっていたようで、ビックリしてしまった。

 きょうは仕事の予定返上で、国立に行ってよかった!雨で寒いけど、気持ちはあったかでした。

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm



◆2008年12月16日(tue) ライブのあとのシナモン・ガール

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美しいカカオ色の薔薇の花も貰った。
ジョン・ケイルのベスト版とオーネット・コールマン
何故か綿棒2本

 


 

 




 

 

 

 

 

 


 



 


 

 

●ライブも終わりワークショップも終わり

 今年のイベントは、すべて終了しました。あとは、最後のお仕事を数枚。これが刷り上がったら本当にお終い。力が抜けてしまって、日曜の夜からずっと寝っぱなしだった。今年の漢字は「変」だそうで、清水寺のお坊さんが立派な字を書いてましたが、わたしはあえて言うなら「終』だな、とシミジミ思い浮かべるあんな事の終わり、こんな事の終わり・・・。それでも、終わらない日々なわけです。

 チィちゃんの散歩にでました。コースになっている近所の仲良しの犬のいる家の前は通れなかった。ボビーちゃんが顔を出してくれる窓をとても見る気になれない。ボビーちゃんがこの家に引き取られた時、わたしは子どもを生み、同時にサモエド犬を亡くした。だからとてもナーヴァスだったのだ。小さなボビーちゃんが愛おしかった。だから、死んだと聞いて呆然となってしまった。
 終わる時というのは重なり合って終わるもののようで。

 それはそれとして、13日は楽しいライブ、シュールなライブでした。リハのあとで龍太郎さんとかわいらしいお連れとクリスチさんと乾杯を。お連れちゃんが誕生日だったんで。なんかほのぼのしたメンバーだったので、ついビールを。今回は初めての「松本里美とリチャード・スターキー・バンド』だったし、新曲「シュシュッシュー』と、CDに入っている「Tango with Bear』の演奏もあったので、緊張はしてたのだけど、一度もうまく歌えなかった新曲が、ホエ〜〜〜ッと自然に歌えたのでホッとするというか驚くのでした。この曲は途中テンポと同時に転調になり、それが唐突なので、音程が一度もとれなかったのだ。自分で作っていてもそうゆう事はよくある。ライブというのはだからおもしろい。できない時もあるんだけど、こうやってスルッとできちゃう時もある。龍太郎さんが自分が叩かない曲のものでも歌詞カードを必要としてくれたことには嬉しい気持ちだった。歌詞をあまり考えない人もいるけどね。「ヒバリ」については「どうゆうことを歌ってるの」と聞かれたので、最後の方は実際に見た「三途の川」だと言ったら、この日も「三途だね、次は」と言っていた。この曲では龍太郎さんもクリスチさんもガンガンやっていたので、おもしろくて数回後ろを振り向いて見てしまった。円盤であのドラムだと響きすぎてしまうわけで、それを聞きながらクリスチさんもVOXのアンプのボリュームを上げたので、非常にロックになった。VOXからヴァイオリン、というのはなかなか鋭い音がして最初からその方が良いと思っていたのだ。わたしの曲はいろんなタイプの曲があるので、一緒にやっていただく方にとっては、やることが多くて大変だと思います。一人でやってもいいんだけど・・・・・やっぱりたまにはその時にだけ作れるライブ感を味わいたいと思ってしまうのですよねえ。最近ジャズばっかり聞いているから、というわけじゃないけれど、人が変わるとまったく変わる音楽を、その場で感じたい、という欲求があったりする。
 終わったあと、最初に出た「フラテン」のお二人に挨拶を。ドラムとギターのお二人。マサカーのようだった。ドラムはドラびでおさんの息子さんなのね。彼がするアイコンタクトの様子が獣のようで、心の中で「ハブとマングースだな、これは」と思っていたのをどうしても我慢できなくて伝える。Gofishさんは静か〜〜〜な弾き語りで、おせんべいは食べれませんでした。食べてないけど。
 打ち上げは来てくれた友人たちを交えてまたまた居酒屋へ。みんな相当忙しいスケジュールだったのですよね、実は。でも、大人になるとマイペースでなんとか落ち着いてできるようになるもんなのね。終わったあとのビールはおいすぃ!バラの花をいただき、これもうれスィ。シュールながらも、またやろうね、と言って3人分かれるのでした。

 翌日は、クリスチさんはmamaclioの演奏が帽子作家植村良子さんの個展会場であり、わたしは府中伊勢丹で版画ワークショップ。電車間違えながらも府中に辿り着き、小さい子、そして石井さんに手取り足取り教える先生をしました。人数は少なかったのだけど、それで十分でした。だって、おこちゃまは大変なんですも〜ん。というか、親御さんも来るわけで、そちらの方が実は大変だったりする。おこちゃまは好き勝手にやるので、なんてことはないのだ。しかし・・・・4歳児くらいは凄いです・・・・グチャグチャグチャ〜〜〜とドライポイントしましてね、それがもうすばらしいアート作品になっちゃうんですよ!渋谷の岡本太郎よりも感動的です〜。一人だけ大人の石井さんは、2枚目からは学習が実を結び、かわいく仕上がったと思います。終わったあとはドドドッと疲れました〜〜〜
 これは初めてのワークショップでした。要領はだいたいわかったので、次回に繋げたいと密かに思っております。ってゆーか、実はもう次回のワークショップというのが決まっています。次回は別の場所でヴァレンタインデーカードを作ります。・・・・詳細決まりましたら、またお知らせいたします。是非ご参加を〜〜!楽しいですよ

●シナモン・ガールはこれが1番!

 そんなこんなで疲れ果てている間にも次から次へとCDが届いたり、渋谷方面に行く機会が続いていたのでCD屋に寄ってしまうこともあって、たまっているのでした。
 さて、そんな中、前回書いたTHE WHOのベーシストジョン・エントウィッスルの初ソロアルバム『衝撃!』がハードローテイション。そいでもって、たくさんくっついているボーナストラックについて、「demoばっかでよぉ〜、それもあんまし良くなくてよぉ〜」とうそぶいておったのでありまするよ、わたしは。でも、本当は1曲だけ凄いイイのがあるんです。ただ、それはカヴァーなんですよね。
  ニール・ヤング
『シナモン・ガール』です。もう、しばらく聞いてない曲なんですっかりどんなだったか忘れてましたが、なんだか、ニール・ヤングのより「よくない?(肯定形)』と思えるんですよ。アレ、これってなんだっけ?どこがだろう?そうだ、それはギターのリフだ。このストレートなロックの曲は、ニール・ヤングのギターはガツンガツンとなぐるように弾くのです。だけど、エントウィッスルの「シナモン・ガール」の間奏からのギターは、なんて素敵なの!!「つづく夢」かと思うほどの同音の単音連続弾き。わたしは同じ音をこれでもか!と続けるのが好きなのですが、まさにそれなので、そこんとこで「うわ〜!イイセンスしてる!ストイックでいい〜」と感激しちゃったわけです。しかも、やはり野太くないUKサウンドになっている。このギターは誰が弾いているのだろう。エントウィッスルだろうな、ニール・イネスとは思えないナ等々云々
 きのうは一日ゴロゴロしていたので、「そうだニールヤングを聴こう!」ってなことでシナモンガールを試聴してしまいまして・・(買おうとまでに至らず。こんな時ネットの試聴はイイ。思い出した)・やっぱそうだった、やっぱそんなギターじゃなかったのだ。好みはエントウィッスルの方だった。それからなんと!マシュー・スィートと元バングルズのオナゴ(バングルズ好きでした)が有名曲ばかりカヴァーしてるアルバム(カフェでもやってたら購入してたとこです)っちゅーのがありまして(わたしも好きな曲が多かったけど)、そこでもシナモンガールが聞けたのでした。かわいいけど、やっぱエントウィッスルのが最高っす〜!
  というわけで、このエントウィッスル氏のアルバムの大量にあるボーナストラックは、この1曲のためにあったと言っても過言ではないのであった(まったく個人的偏見)。

 そんなことしてながらも、たまるCDはどんどん聞きたい。オーネット・コールマンも聞く。エヴァンスの例のゲーリー・ピーコックが加入した唯一の「トリオ 64 」も聞く。 「サンタが街にやってくる」が入ってるのね。クリスマスねー。エントウィッスルのアルバムにも1曲クリスマスソングが入ってるね。多分おふざけ隊、イネス、スタンシャル、ムーン勢揃いなのだろうと思う。みんなでコーラスしている。
 「トリオ64」はスタンダードに留まる。ピーコックはふんばる。オーネットはまたジックリ聞くことにして、次に購入したCat Powerを聞くことに。これは女性ボーカルものでありまして、いいんだけど、暗くジトッとなることもあるので、また今度ジックリと。と、今度はジョン・ケイルが届いてしまいまして・・・・
 ひとつは『Inside the Dream Syndicate, Vol. 2: Dream Interpretation」で、もう一つはベスト版『The Island Years』

●ロンドンのジョン・ケイル

  それが、何でコレを買ったのかキッカケが思い出せないのだ。時間が大分たっているので忘れてしまうのだ。でも、一つ思い出したのは、ミンガスのCDを買おうと思って「ケン・バーンシリーズ(バーンという人が作ったドキュメント)」というのから、イギリスのギターBURNSのことに触れてしまい、たくさん画像を見ているうちにジョン・ケイルが使っていたことがわかり、思わずIsland時代ケイルを聞きたいと思った次第です。BURNSのギターで有名なのでシャドウズです。オヤジしか知らないと思うけど・・・。アメリカのギターはみんな高かった。だから誰でも手に入る廉価なものを作ったんですねー、英国産ギターです。わたしも欲しいな。かわいいし。
  しかし、実験的な『Dream〜』とこのislandのとはまったく違ったタイプで。でも、好き。かといって、やはり「Dream〜』は繰り返し聞くということもなく、グラムの匂いを嗅いでしまうメロディアスでスノッブなロキシー風(ロキシーミュージックのギターフィル・マンザネラが参加しているから)が、結構わたしは好きなので、電車の中ではこれを聞いちゃうのだ。きょうは1枚目も集中的に。2枚入ってるけど1枚分より安く買えるのです。お買い得だわぁ〜。ケイルはこの頃はシェパーズ・ブッシュに住んでいたそうで(輸入版しか買ってないのでやや不確かですが)、ロンドンに行った時にこのあたりに行ったので、ちょっと嬉しかったり。静かな街とケイルが合うじゃないかぁ〜

 CDをたくさん買ってしまう昨今、iPodとかに全然いれません。すべてポーターブルCDプレイヤーで聞いてます。だから、バックの中にCDが何枚も入っているわけで、重くて笑える。電車の中でCD取り替えてる人はほとんど見ないなあ。円盤でも2枚購入。タイのアニメーションの人(ああ、また名前忘れた!でも、好きなのよ)のと、ウーハイ。まだ聞いてないけど、おめでとー。

 さて、最後のお仕事を。あと二日で仕上げよう。

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm



◆2008年12月11日(thu) 土曜はライブなのでミンガスとエントウィッスルを

ブログ● +P里美の『Bronze & Willow』はこうして作られた
松本里美の『銅版画集&CD』制作日誌はコチラ



ミンガス
イイ面構えだのぉ
うしろは浅草の「おいもやさん」の箱(すごく美味しかった)

 


 

 


ビル・エヴァンス下「Waltz for Debby」
上「You Must Believe in Spring 」
やはりデビーは素敵な曲だわ。


 

 

 

 

 

 


 



 


 

 

 

 




ジョン・エントウィッスルの初ソロアルバム
『Smash your head against the wall』

イイ! 曲がイイ!
歌詞も変態でイイ!

ライブでは動かず静香だったけれど、
本当ha一番ヤンチャな奴だったんだろう。

ライブが土曜日にあります。インフォメーションは下にありますので、是非みなさま、あそびにおいでくださいませ。
14日のワークショップもまだ募集中です。ふるってご参加ください。

しかし、しばらくあまりにも忙しくて新曲が途中で滞ってた。外出する用事が多くて困難を極めましたが、きょう一日集中してやれたのでよかったよかった。新曲聞きにきてね〜。
  自分の曲を作っている時にはほかの人のCDなんて聞いてたら滞る一方なので聞かないのだけど、ついつい最近の個人的ジャズブーム到来で、聞いてしまうんだな、コレが。

  数日前に工房の安ちゃんと石橋さんの二人展を見に数名で浅草に行きました。みんな忙しいので「ちぃちぃ散歩」。待ち合わせはレトロな「アンヂェリカ」で、ロッヂ風の喫茶店の中で、わたしは定番中の定番の「梅ダッチコーヒー」と「アンヂェリカ」のホワイトです。バタークリームが懐かしい。でも、昔のベタッとしてしつこい臭みのないサラッとしたもので、おいしかったです。梅ダッチコーヒーはダッチコーヒーで少し飲んだあと、梅酒をそそいでストローで飲みまする。梅も入っていて、身体がポカポカになってしまいました(ただの酔っぱらい?)。アイスなのにね。しかもブランデーグラス/ゆうたろう、ですよ。その後数件のお店を覗き、マルベル堂でジュリーのプロマイドをたくさん見てウットリ。わたし、ちょっと似てない?(似てると言われたので嬉しくてあえて言ってみました)ほくろの位置が逆なんですけどね。

アンヂェリカの梅ダッチコーヒーは祐太郎だった イイ写真でしょ!かわいい二人

二人展の「孔雀堂」はとっても明るくてきれいで、作品も充実していてよかったな。オープニングパーティだったので石橋さんは広島からお友達も来てたし、安ちゃんは韓国のお友達も来ていた。久々に「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」が聞こえてきた。ワインと梅でいい気分だったので、「ジャズ聞かない???」となかば強引に持っていたビル・エヴァンス「Waltz for Debby」のヴィレッジ・ヴァンガードのライブ盤を出す。やっぱいいなあ。みなさんわたしがスタンダードのジャズを聞くとは思ってもみなかったようですが、わたしは子どもの時からこうゆうのは家で聞いていたのだ。時代が時代だから。知らず知らずだから詳しくはないと思うけど。これを雷門の前で待ち合わせの時にずっと聞いていたた。やっぱ、合わない。楽しいひとときはあっという間で、7時すぎには雨の浅草を去るのでした。ちぃちぃでした。

 実はミンガスも持っていたけれど、これはさすがにギャラリーに合わないと思ったので引っ込めていた。
それ は『KEN BURNSのジャズシリーズ』(NHKでの特集で部分的に見たジャズの歴史ドキュメント)の1枚で。ベストアルバムと書いてあるのですが、詳しくはないので、本当にベスト盤なのかはわかりません。でも、たしかに、すべてがイカッた!
 特にイイのは「フォーバス知事の寓話」で、キャッチーなメロディもあるし演奏も内容もおもしろい。ほかも「ハイチ人の戦闘の歌」とかも出だしのベースがもうクラッとなるほどカッコいい。ベースという楽器にとらわれてないメロディラインがあり、ジャズというくくりと関係ないような気がする。
  ミンガスという人はコンポーザーなのだということが「フォーバス知事の寓話」を聞くと良くわかる。ルイ・アームストロングのように管楽器やる人でも歌う人はいるけれど、ベースだといつでも声が出せるから、しゃべったり歌ったり吠えたりと楽しい。そして、どの曲も力強く、堂々としている。すべての楽器を網羅している様子は、少人数編成だけども、この人の少し前の時代のビッグバンドのあり方が見える。そして、その中にフリージャズの匂いも垣間見えて、とてもおもしろい。このハザマの感じが意外に心地よい。
 こうやってジャズに詳しい人が聞いたら鼻で笑うような(笑うな!)ことを書いてますが、わたしの知ってる中で、あちこちのことが繋がり合っていくのは新鮮なんですねえ。たとえば、このミンガスのを聞いていると、どうしてもキャプテン・ビーフハートとサン・ラにいってしまうのですねえ。ジャズだけ聞いていたらきっとビーフハートとは繋がらないと思うんだけど(多分)、吠えたりするのを聞くから、というわけではなく、コンポーザーとして、綿密な様子と、押しの強い感じが重なってしまうのだ。サン・ラもそうだけど、長尺の交響曲のような作品を作るこの方たちが、好きです。
 ミンガスいいなあ〜。最近名盤とか言われているものを紐解いているわたしなのでありまして、今後紐解いていくうちに印象が変わったりするかもしれないけど、今のところはミンガスは最高だ!ということで落ち着いております。
 しかし、わたしとしてはこのミンガスのジャズな感じとビーフハートのロックな感じなんかが混ざり合った、かといってそうフリージャズ・アヴァンギャルドに走るでもない雰囲気の音楽があればいいのになあ・・そうゆうのはありそうで「これだ!」と感じたものはないなあ、と考えたりしている。自分でやりゃあイイじゃん、とも思うけど、これはなかなか難しい。なんというか、そんな風な狙いの人もいるよねえ・・・・とは思うけれど、わたしが思うようなんじゃない。プログレになってしまったり、頭デッカチでライブでしゃべると怒られそうなものだったりは御免なのだ。そうゆう具合だから、わたしは東欧ブラスバンドに行ってしまうのかもしれない。そして、それよりも北欧のブラスバンドがよりわたしの理想に近いような気もしている。なんでかというと、頭使ってるけどゆるく楽しげだからだ。

 と言いながら、立て続けにCDが届いていたからさきほどのビル・エヴァンス「Waltz for Debby」も、聞くわけです。レコードでは何がウチにはあるのかよくわかんないのですが、どうせレコードは聞けない状況なのでCDを次から次へと買ってます。これはスコット・ラファロとの最後の演奏でした。この方も白人なんですね。で、エヴァンスはやはり白人のこのベーシストとが一番ピタッときていたということらしいので、やはりそうゆうことっていうのはあるのかしら・・・と考えたりしていた。で、マツキヨに「そういえば白人のベーシストってあんまり見ないけど、ほかには誰がいる?」ときいたら「ゲーリー・ピーコックだろう」と即答。ああ!!それはあのアネット・ピーコックの元ダンナではないかい!ということで、これがまたわたしが拙く知っているところのいろんな方々と繋がり、そうかそうか、そうゆう風にアメリカの音楽人間模様は繋がってるのね、と頭の中で人脈図を作ったり、音楽模様図を作ったりして楽しむ。
 そうなると勉強熱心なわたくしは、そのゲーリー・ピーコックとエヴァンスというのも聞きたくなっちゃったわけですねえ。で、調べたら「TRIO 64」というので一緒にやっている。しかし、その1作だけみたいなのだ。ということは想像するに、エヴァンスは61年にラファロを事故で亡くしたあとに、やはり白人のベースを「夢よもう一度」という具合で求めたのだろうね。でも、その後やってないっぽい。というわけで、それもどうしても聞きたくなったので注文してしまった。まだ届かず。
 大好きな「デビーのワルツ」はやはり、ラファロとのこのライブ盤が美しくかろやかでいいんですね〜。 そして、それと同時に買った『You Must Believe In Spring』は、77年の録音とのことだから、ほとんど最晩年。元妻と兄の死のすぐあとで、悲しい。このタイトル曲はなんか聞いたことある、と思ったら、1967年ジャック・ドゥミ監督映画『ロシュフォールの恋人たち』の挿入歌で、ミッシェル・ルグランだった。ドゥヌーヴと亡くなった美しい姉のドルレアックが出ていた。ルグランのものはたくさんジャズプレイヤーが参加している。ああ、もう、また欲しくなってしまった。
このCDは、どうも、聞きごたえがわたしには感じられないなあ。美しいことこのうえないんだけど。寂しすぎるからかなあ。

 本当にジャズばかり良く聞いている。だからというわけじゃないけれど、新曲はある部分ジャズ。というか、わたしはそのつもりなんだけど、例によって一緒に演奏してくれるお二人に「これスィングジャズだから、よろしく」と言ったはいいけど、多分お二人とも頭の上に「?」のマークが飛んでいると思います。きょう、一日集中してこの新曲に取り組んでいて、歌詞もでき、録音もでき、ヤッター!!ってなことで、一応お二人にご報告したのですが・・・・部分的に「TAKE 5」ですから、って・・・・言っても絶対わかんないよねえ。それもまた面白い。何故って、当然人それぞれ意識はズレているからで、それがうまく寄り添えた時こそおもしろいのだ。ジャズがついついおもしろくなってしまうのは、メンツが違うと演奏が変わるからで、それがスリリングだ。メンバーの揃ったロックバンドもいいけど、こっちもいい。
 ジャズだけではなく、実はTHE WHO来日記念つーことで、ジョン・エントウィッスルの初ソロアルバム『Smash your head against the wall』も聞いておりました。これがすばらしくロック!でありまして。それも結構わたし好みの荒削りUKおもしろロックで、最高じゃい!中を見てみたら、キース・ムーン、ニール・イネス、ヴィヴィアン・スタンシャルというアホアホ大好きメンバーが勢揃いで、そうなんだ〜エントウィッスルさんってそうゆうおもしろキャラだったんだー、変態なだけじゃなかったんだー、と感動。曲がタウンゼントのソロより数段イイだすねえ。実はそうだったのね。飛ばして聞く曲もなく、すばらしいわ。ボーナストラックがたくさんついてるのがヒドイけど。デモがたくさんです。ビートルズとかだとデモでも、「あ、こんなことやってるのにやめちゃったんだ、これもいいのになあ」という感じのキラ星のごとくのアイディアが溢れてますが、この人のデモは特にそうゆうもんではなくって、本当に普通のリハみたい。だから、なくていいのに。本人も嫌だと思うけど。

 長々と書きましたが、ライブは土曜日です、よろしく〜〜〜!
 14日のワークショップも空いてます〜(少ない方がいいが、少なすぎても悲しい)


◆最近のインフォメーション
松本里美ライブ 高円寺円盤『日々の音楽/そうであり続けるために』
2008年 12月13日 (土)
LIVE:
Gofish (from名古屋)
フラテン
松本里美(g,vo)withクリスチィヌ(vln パスカルズ、mamaclio)+横澤龍太郎(ds パスカルズ)

円盤
東京都杉並区高円寺南3-59-11 五麟館ビル201
Tel/Fax : 03-5306-2937


「大人もきっと欲しくなる!? 子供のためのアートワーク展」
伊勢丹府中店 7階 アートギャラリー
12月10日(水)〜12月15日(月) 午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時閉場)
12月14日(日)13時からと15時からの2回です。
参加費や詳細については
042−334−1247(伊勢丹/美術・工芸) まで。予約制で先着順となっています。
受付は12/10からです。
まだ定員OK です!

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm


◆2008年12月10日(wed) 14日/版画ワークショップのお知らせ

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卓上プレス機「monpetit」
これでクリスマスカードを刷ってみましょう!

 遠出したりギャラリー行ったり曲作ったりジャズだなんだ聞いたりと、日々楽しいんで、日記も書けず。でも、お知らせはせねば、とゆうことで、まず一つ目。

14日に、伊勢丹の府中店の企画展の中で塩ビによる版画のワークショップを行います。
松本自ら手をとり足をとり、素敵なクリスマスカードのてほどきをいたしまする〜
すごく楽しいと思います。だって、わたしがお先生だも〜ん!

 ●「大人もきっと欲しくなる!? 子供のためのアートワーク展」
伊勢丹府中店 7階 アートギャラリー
12月10日(水)〜12月15日(月) 午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時閉場)
12月14日(日)13時からと15時からの2回です。
参加費や詳細については
042−334−1247
(伊勢丹/美術・工芸) まで。予約制で先着順となっています。
受付はきょう、12/10からです。
材料込みの参加費用は2500円(多分)だそうです。
★エプロンだけ持ってきてね!(または汚れても良い恰好でね)

塩ビ版でのドライポイント(腐食せずに直接版に描写していく方法)ですので、
気軽にどなたでもできます。子どもも大人も楽しめますヨン。
クリスマスカード、刷ってみませんか?
誰かのための1枚。あなたのための1枚。


◆最近のインフォメーション
松本里美ライブ 高円寺円盤『日々の音楽/そうであり続けるために』
2008年 12月13日 (土)
LIVE:
Gofish (from名古屋)
フラテン
松本里美(g,vo)withクリスチィヌ(vln パスカルズ、mamaclio)+横澤龍太郎(ds パスカルズ)

円盤
東京都杉並区高円寺南3-59-11 五麟館ビル201
Tel/Fax : 03-5306-2937


「大人もきっと欲しくなる!? 子供のためのアートワーク展」
伊勢丹府中店 7階 アートギャラリー
12月10日(水)〜12月15日(月) 午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時閉場)
12月14日(日)13時からと15時からの2回です。
参加費や詳細については
042−334−1247(伊勢丹/美術・工芸) まで。予約制で先着順となっています。
受付は12/10からです。

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

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アーク・アトリウム B02
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◆2008年12月6日(sat) 緑の中の青ーエヴァンス

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マイルス「Kind of Blue」
インレイの写真に仏頂面のビル・エヴァンスが
写っている。










 きのうに引き続き、ジャズ。なにしろ家族全員Jリーグ最終節にいさんで行ってしまったので、やった〜ジャズ喫茶ごっこしよぉ〜〜っと、と、音量あげておいしいコーヒーをいれて、半日過ごしたのでした。

 きのう書きましたが、わたしは憂鬱そうなビル・エヴァンスが奏でる美しいピアノが好きです。きのう、伝記映画はないのだろうか、と、ネット検索したら、「映画にするならタモリに是非!」なんていう文字がチラッと見えて(見えただけで読んでないんだけど)、笑ってはいけないが、なんとなく悪くないな、と思った。ドラムは小山彰太で・・・ああ、いけないいけない、そんなメンバーにしたら、コメディになってしまう。きっと同じような事書いてるんだろうな。
 真面目な「ビル・エヴァンス物語」 を誰か作らないだろうか。わたしは3回見にいって3回泣きたいと思う。CDで唯一もっていたハズの“Portrait In Jazz”が見当たらない。あの生真面目なポートレートのヤツ。仕方がないから何か買おうかなあ、やっぱし。あるのはジョン・マクラフリンのエヴァンスもんくらいなのだ(これは好きだけれど、響きがどうも強すぎて。リバーヴもう少し押さえた方がきれいさは際立つと思うんだけど。)。とにかく聞きたい時にキミはいない。CDない(2枚通販に手を出してしまいました・・・結局)。ジャズはレコード時代の方がよく聞いていたので、CDがない。CDであるのはマイルスのものばかりなのだ(わたしのではない)。これはたくさんあるのです。で、やっと気がつきまして。

 マイルスとビル・エヴァンス
のすばらしいモンがあったっ!「Kind of Blue」がウチにはあったのだ。しかも、同じものが2枚・・・・。買った事を忘れてまた買ったんだろう。これは59年の録音で、有名な1枚ですね。そりゃあもう、クールです。ところどころにビル・エヴァンスがひっぱってるような感さえあるアルバムだ。
  以前NHKでモダンジャズの特集をやった時に映ったこのアルバムの頃のメンバーの様子はやはりちょっとビックリするものがあった。黒人ばかりの中にいる白人・・・・。きのうのミンガスは56年の録音。ミンガスは人権運動をしていた人だ。ミンガスとエヴァンスは一緒にやったことはあるのだろうか?と調べたらミンガスがエヴァンスを迎えての「イーストコースティング」というアルバムがあった。よかった。欲しくなっちゃうが、最近買いすぎなので自重せねば。そのついでに「Kind of Blue」を調べたら、な〜んと!これが出て50周年とかいっちゃって、最近12000円くらいできれいなブルーのレコードとCD2枚とDVDがついた、エヴァンスのライナーの直筆コピーとかもついてるモンが出ていた!これはマツキヨにはだまっておこう。これ読みませんように。安くなったら買おうかしら・・・
 ウチにあるCDは輸入版なので、ライナーは小さいし読めない。ネットで見つけた抜粋。
 「日本の美術には、アーチストが自由に表現していいものがある。薄い紙の上に特製の筆を用いて墨でいっきに描くというもので、その際に不自然に筆を動かしたり、精神が集中できていないと、その線は損なわれたものとなり、場合によっては紙からはみ出してしまう。消すこともできなければ修正もきかない。・・・」「このような直接的な表現こそ、もっとも本能的な反応に基づくものだ。そしてジャズや即興音楽を演奏するミュージシャンにとっても、それが極めて厳しくかつ独特の研鑽へと駆り立てる何かと同種のものだと私は信じている。・・・」
「マイルスはレコーディングが行われるわずか数時間前に今回のセッティングを考え、その構想を携えてスタジオにやってきた。そしてグループのメンバーにどんな風に演奏するかを提示したのである。したがってこれらの演奏からは、純粋な形で行われた即興演奏に近いものが聴けるはずだ。このレコーディングが行われる以前にグループはそれらの曲を演奏したことがなかったし、どの曲も例外なく最初のテイクで完成している。・・・」

どの曲も最初のテイク、というのは違うかもしれない。レコーディングのセッションものが海賊版で出ているようなので。どっちでもいいけど。

 マイルスはエヴァンスを気に入っていた。というか二人は相乗効果を生んでいたのだろうけれど、エヴァンスには白人であることで逆差別があったらしく、ナーヴァスでナイーヴなエヴァンスは短い期間しか一緒にはやってなかった。マイルスとエヴァンスはどんな会話をしていたのかなあ。知りたい。
 誰か映画作らないかしら、タモリじゃなくていいから。

 黒人の中の白人ピアニスト。演奏するのは緑色の中の青「Blue in Green」



◆2008年12月5日(fri) ピテカントロプスエレクトスミンガス

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ミンガス「直立猿人」











 






呪文ではありません。

 何故か突然チャールズ・ミンガス(Charlie Mingus Jazz Workshop) を聞く。勿論知ってはいるが、そんなに入り込んで聞いたことはない。でも、植草甚一がミンガス大好きだったでしょ、だからその著作物で読んだものはいくつもあった。植草さんが訳して書くミンガスの文章はとてもカッコよくて、若々しい青年のようだった。ちゃんと音楽を聞いてるわけでもないのに、「ぼくはその時死ぬと思ったのさ、だから今一番いい演奏がしたかった」みたいな・・・これはモントルーのライブでの話(そんなようなことをミンガスが語ったということを熱く語っていた)で、今年世田谷文学館でやった「マイ・フェイヴァリット・シングス展:で買った本にもその抜粋が小さく出ていた。さきほどひっぱり出して確認。小さすぎて厳しかったけど、多分その話だと思う・・・・あ、でも違うかもなのでつっこまないでね。拍手が鳴り止まなかった、という話で、今ではスタンディング・オーヴェイションなんて普通のことだと思うけど、植草さんは、その頃はそうゆうことが珍しいことだ、と書いていたのだ。よくアメリカの古い映画でも見られる様子なので、そんなに珍しいことではないとは思うけど、もちろんミンガスの演奏はすばらしかっただろう。・・・ということはモントルーじゃないなあ、どこかのホールの話かな?アヤフヤですまんです。
 ラジオでミンガスがチラ〜と流れて、良かったので、マツキヨにすかさず「ミンガスといったら、何なのかなあ?」と聞いたら、ササッと「直立猿人」のレコードを出して来た。「これだ!」
  しかし、それはレコードなんで・・・・即CD購入。最初は聞き慣れたモダンジャズじゃ〜ん、と思ったのだけど、繰り返し聞いていたら、おもしろくなった。ベーシストだけどベースを聞かせてるんじゃないのね。コンポーザーとして綿密に作り上げているのだなあ、そして、途中乱れたかと思うとピタッと戻る感じが、ビーフハートみたいだなあ、なんて思いつつ、5回聞いた。これは56年の録音だ。ビ・バップを残しつつつつフリージャズの匂いもする。交響曲のようでもある。もっと聞きたくなったので、別のものをネットで捜している最中だ。捜しているうちにビル.エヴァンスも聞きたくなった。この人好きなんです。白人なんですよねえ。ピアニスト。この「直立猿人」にはマル・ウォルドロンがピアノで入っている。この人も好きだった。山下洋輔のこの人に捧げる、というアルバムがとても好きだった。聞きたいが、CDで買い直すのは躊躇しちゃうな。冬になるとジッと椅子から動かない生活になるので、こうゆうのを次から次へと聞きたくなるのだ。

 工房から帰るといつもグッタリするので、夜はCD聞いて終わる日々ざんす。



◆最近のインフォメーション
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2008年 12月13日 (土)
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円盤
東京都杉並区高円寺南3-59-11 五麟館ビル201
Tel/Fax : 03-5306-2937


「大人もきっと欲しくなる!? 子供のためのアートワーク展」
伊勢丹府中店 7階 アートギャラリー
12月10日(水)〜12月15日(月) 午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時閉場)
12月14日(日)13時からと15時からの2回です。
参加費や詳細については
042−334−1247(伊勢丹/美術・工芸) まで。予約制で先着順となっています。
受付は12/10からです。

●12/18(木) 〜21(日) 
表参道画廊2008クリスマスチャリティセール
「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm


◆2008年12月3日(wed) ピーナッツサンドとクリスマス

ブログ● +P里美の『Bronze & Willow』はこうして作られた
松本里美の『銅版画集&CD』制作日誌はコチラ



クリスマスにはコレを。











 




「モミの木の住人」





 スヌーピーとチャーリー・ブラウン”のアニメTV番組サウンドトラックを手がけたヴィンス・ガラルディによる、65年クリスマス・スペシャル番組のオリジナル・サウンドトラック盤。Amazonを見ると、今は似ているけれどちょっと違うジャケットになり、4曲も増えて(別ヴァージョンだけど)いるものが出ていた。数年前1曲目を聞く機会があって、それが素敵だったので即購入した。「O TANNENBAUM」です。これはドイツのトラディショナルですね。たくさんの人がカヴァーしていると思いますが、このジャズのトリオのは本当に素敵で毎年クリスマス近くなると聞くけれど、たまに季節関係なくても聞いている。

 きょうは、クリスマスだからこれを出したわけでは実はないのでありました。ピーナッツのことを考えて思い出したのでありました。先日横浜トリエンナーレにでかけた時のこと、一人でのハードになりそうな展覧会だったのでバッグの中に大好きなヤマザキのランチパックを入れていきました。一人で出掛けるのはマイペースで行けるし横道にそれたり、考え事がアチコチとんだりと、とても楽しいのですが、食べ物については問題はある。一人ででもだいたいどんな店にでも入れるわたしですが、良くないのは、食べる場所を選びすぎて結局入れなくて、コーヒー屋で終わるというパターンに陥りやすいことです。映画に行っても美術館に行っても、一人だとそうゆうことになりがちなので、いつもとは言わないけれど、ランチパックを持ってることが多いんです。去年だったか、急にCMやりだしたかと思いきや、種類がとんでもなく増え、わたしもついつい躍らされていろんなものに手を出してしまった。しか〜〜〜し!やっぱりランチパックは「ピーナッツ」に限るのだっ!という結論に辿り着きまして、現在わたしはこれ以外のランチパックはまったく!!買わない。ほどよくお腹が満たされる量と甘み、口に中にさほどしつこく残らない粘り気と味。横浜の赤レンガ倉庫近辺で、案の定わたしは入るべき店を選びかね、結局ベンチに座ってカモメを見ながらピーナッツのランチパックを食べたのでありました。十分しあわせ。

 ランチパックにピーナッツバターがラインナップに入った理由とか時期とかは調べてませぬが、最初のラインナップに違いなく、ベンチで大巻さん制作のシャボン増殖機を見ながら、う〜〜ん、これはチャーリー・ブラウンの、いや、アメリカの子どものお弁当なのだな、まさに!と思うに至る。

 子どもの頃(そんなに子どもでもなかったけど)に谷啓(チャーリー)、うつみみどり(ルーシー)の吹き替えをNHKで見ながら、わたしはこのアニメーションで、アメリカの普段を見られて嬉しかったのだった。ピーナッツは50年代からだったと思うので、少し古いアメリカだったかもしれないけれど、それでも楽しかった。一番驚いたのがチャーリーが学校に持っていく紙袋のお弁当の中身のピーナッツバターのサンドイッチだった。日本のお弁当の豪華さと全然違うのも驚いたけれど、チャーリーは毎日毎日ピーナッツバターのサンドイッチなんで、よく飽きないなあ、みんなもそうなのかなあ、ほかのおかずはないのかなあ?と心配になっていたのだった。しかも、サンドイッチといっても、英国風の食パンを二つか三つに切ったものではないよねえ。食パンの大きさそのままだった。あれがアメリカの50年代のお弁当で、その後はきっとそれはハンバーガーになったに違いなし。チャーリーもメタボの道まっしぐらだったに違いない。

 ランチボックスも流行っていた時期があり、それはアラジンの赤のタータンチェックの、今でも定番のものだったよね。ちょうどアイビー流行っていた頃だったので、女子はみんなかわいいもんだった(高校生の頃の話)。しかしながら、わたしがみんなが持ってるようなモンを持つわけはなく、ロック女だったからアイビールックにするわけもなく、マジソンバッグは勿論持たないし、それどころかほとんど手ぶら状態。そんな手ぶらの状態でわたしは、よくチャーリーの真似して食パンピーナッツサンドを作って茶色の紙袋に入れて持っていったのだった。それは母がお弁当を作りたくなさそうな時にわたしが作ったのだ。アメリカのおかあさんはどうなんだろうか?と思った。その時はアメリカのおかあさんというのは専業主婦なんてほとんどいなくって、きっと朝は忙しいのだろう、だからピーナッツサンドなんだ。と思い込んでいたのだった。だから、わたしの中ではピーナッツバターサンドは忙しい母親とイコールとなっていた。でも、きっとそれは違うのだ。ただ単に食文化の違いなのだ。

 チャーリー・ブラインとスヌーピーの漫画のタイトルが「ピーナッツ」なのは、きっとこのお弁当のことなんだろう。チャーリーの日常のこと、ということなんだろう、と初めてそのことについて赤レンガ前のベンチで考えるにいたる。ランチパックは、だから、ピーナッツバターだけで良いのだ。一人で美術館巡りをしてランチパックを食べると、こんなことまで思いつくわけで、楽しいランチだったのでありま〜〜した。

 ところでその素敵な 「O TANNENBAUM」は、「樅の木」と訳されてます。わたしもいくつかの樅の木を描いています。左のは「モミの木の住人」という小さな版画です。随分前の作品ですが、表参道画廊の企画に出しています。

12/18〜21
表参道画廊2008チャリティセール

「今年一年間、幣廊で発表してきた作品を中心に、お手頃なサイズと価格の作品を
セール価格で展示販売致します。平面作品、版画、写真から立体、陶芸までさまざまな
ジャンルで気の利いたプレゼントにもなる小物をご用意いたします。
素敵な思い出のひとつに・・・。」

東京都渋谷区神宮前4-17-3
アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com/index.htm

ということです。
ほかにもクリスマスの版画を何枚か出しています。是非、表参道をお散歩しがてら見に行ってみてくださいませ〜。




◆2008年12月1日(mon) リチャード・スターキー・バンド

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Pignoseポータブルギターアンプ
テーブルの上に置いて使ってます。















 なんて名前のバンドはありましぇ〜ん。

 リチャード・スターキーってのは、ご存知ない方のためにご説明しますが、リンゴ・スターの本名です。さらにご存知ない方のためにご説明しますが、リンゴ・スターはThe Beatlesのドラマーです。ご存知ない方に説明しまうが、The Beatlesは英国のバンドですが、もう解散してありません。メンバーはジョン・レノン、ポール・マッカトニー、ジョージ・ハリスンと彼で、リンゴさんとポールさんだけが元気にお暮らしです。最近リンゴさんは「もうファンレター送らないでくれ、どうせ、返事書かないんだから」宣言をしましたね。最近はどうしてるのかしらん?と、THE WHOの来日の時には、息子のザックくん(といってももう42歳)も見たし、と、リンゴのオフィシャルサイトを見たら、「リバプール 8」というアルバム宣伝の後ろに当時の熱狂的ビートルズおっかけ(かなあ?)の写真がセピア色で貼付けてありました。時代を感じるけれど、好きだったので、胸がちょっと熱くなりました。そんで、このリバプール8という曲はどんなんかな?と手っ取り早くyou tubeで見ていたら、やっぱり思い出のリバプール時代、という感じの歌でした。バックにビートルズの写真もたくさんで。you tubeがいけないのは、そこからもっともっと!と次々と見てしまうことで、仕事の途中だったのに、ついリンゴとポールのトークとか、ジョージについて語るポールとか見てしまいまして・・・・「Here Today」というポールがジョンのことを弾き語りで歌ったもののライブ版をたくさん見てちょっとウルッとなってしまったりした。実際、ポールがウルッとなっているのでつられてしまうのです。 Sgt.Pepper'sをライブでやってるのがあって、出だしのドラムのカッコ良さに、久しぶりにビートルズを聞きたくなってしまったのでした。CDではSgt.Peppersは持ってないので聞けなくて残念だった。結局、仕事しながらいつも聞いているネットラジオを聞いていた。つけたらいきなりケージのトリビュートから1曲流れていた。なんだったかなあ・・・たしか小杉さんのだったと思う。そのあとはソニー・ロリンズだったり、インド音楽だったり、さっきはルーマニアのクレズマーもかかるし、デレク・ベイリーもかかった。ミクロネシアの音楽のあと、今はカーティス・メイフィールドでファンキーですわー。で、ネットラジオは結構楽しいな。気になった時だけサイトで確かめる、というやり方。たまに、これで気に入って買うこともある。あんまり昔と変わらない買い方だなあ。

 きのうはアンプのないところでのリハだったので、我が家にあるポータブルギターアンプを持っていった。ポータブル(乾電池です)のはdanelectroとPignose が我が家にはありまして、danさんはレトロな容姿でかわいいのですが、ちょっと使えないです・・・ただ、腰につけられるので、一度だけライブでそうやって動きまわってやるのに使ったことはあります。今はもうお飾りです。Pignoseはつまみは1個でブタの鼻の形です。ほかには何もついてませんが、それでイイと思います。カパッとかばんのように半分に開きまして、開くと、音が抜ける感じでまた違う。十分の音圧を持っているので豚の鼻を目一杯にすることもありません。リュックにしょって行きました。リハに行ったらそこにいたUくんが、リチャード・スターキー・バンド、という名前で場所を予約してくれてたんですねえ。変なの・・・・でも、おかしいんで、そのまま使おうかしら?と思ったりして。
 リハでは、「まぶしいチョコレート」ヴァイオリン&エレキというのがやっぱり楽しいです。わたしが無理言ってやってもらってるものもありまして・・・・たとえば、まだ出来てない曲に、「こうやって、ああやって、こんなの」と言うのですが・・・例によってまったく頭の中だけの話で、まったく紙に書いてないので、なんというか、口でしか伝えられない、というていたらくです。もう少しお待ちを〜、今歌詞が頭の上10cmくらいのところまで降りてきているんで、もう少しだと思います!

 きょうは1日の月曜日で、銀行だの郵便局だの忙しい。大森唯一のギャラリー「ファーストライト」にチロ〜ッと寄って、榑松さんの個展を見つつオーナーの水越さんと新たな計画などで盛り上がる。最近わたしは新鮮な気分が漂っておりまして、とってもイイ感じなんですねえ。なので、家に戻ってもひたすら仕事に精を出しておりました。スルスルと依頼されたイラストが描けるので嬉しい気分です。少し前までわたしは「イラストレーターじゃなくて、銅版画家なんだよね」とこだわってやらなくちゃ駄目だ、と片意地を張ってたのですが、これが結果的にイラストレーターとしての仕事を楽しくしだしているようで、人間いちいちこだわることってのが大事なんだよなぁ〜、と思った次第です。最近になって、銅版画家だったりイラストレーターだったりでどっちも楽しくてイイよね、と思えるようになった。最初っからそう思ってやってる人が多いのかもしれないけれど、わたしは無理でした。ずっと何かモヤモヤしながらやってたのですが、やっとそこから抜け出しました。先日の二人展は銅版画家のわたしでした。今度はまた違うかもしれない。でも、どっちもわたしだから。「これでいいのだ」




◆最近のインフォメーション
松本里美ライブ 高円寺円盤『日々の音楽/そうであり続けるために』
2008年 12月13日 (土)
LIVE:
Gofish (from名古屋)
フラテン
松本里美(g,vo)withクリスチィヌ(vln パスカルズ、mamaclio)+横澤龍太郎(ds パスカルズ)

円盤
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12月10日(水)〜12月15日(月) 午前10時〜午後7時30分(最終日は午後4時閉場)
12月14日(日)13時からと15時からの2回です。
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受付は12/10からです。





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