
『WIRED music futurists』
1. Granada/Esquivel
2. Plutonian Nights/Sun Ra
3. Pulse/Reich
4. Spoon/Can
5. International Feel/Never Never LandTodd Rundgren
6. 2/1/Eno
7. Beautiful World/Devo
8. Cloudburst Flight/Tangerine Dream
9. O Superman (For Massenet)/Laurie Anderson
10. She Blinded Me With Science/Thomas Dolby
11. Cry/Godly & Creme
12. Schizophrenia/Sonic Youth
13. Total Soul Future (Eat It)/Beck
14. Thoughts Like Rain/Dj.Spooky
15. After the Gold Rush /Ben Neill
このCDはとても好きです。雑誌WIREのエディターが集めたとかなんとか解説が英語なんでちゃんとわかってないですが・・・(WIRED
MAGAGINE PRESENTSです)。イーノ、ライヒ、アンダーソンも、CANもDEVOもあり。サン・ラもいい。意外にわたしはベックの次にはソニック・ユースが好きだった。ギターが楽しいので。で、DJ.Spooky,タンジェリンドリームなどが入ってるのが?だけど(タンジェリンドリームはやっぱし無くてもいいや)、トッド・ラングレン、Godly
& Cremeも特に違和感もなく。ほかは知らない人だけど、Thomas Dolbyという人のもポップでよかった。すべてどこかに発展性を匂わせているところが共通したところで、そうゆうものは聞いていて気持ちが良い。わたしがもしもコンピを作るとしたら、やっぱりこんな風なものが良いな、と思った。プラネタリウムの中で聞いたら心地よいだろうなあ。

『Tin Pan』
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『WIRED』のBeckといっても、ジェフ・ベックの事ではありません。
おじいちゃんがフルクサスのアーティストのアル・ハンセンの、ベック・ハンセンのことです。
きょう6年振りに貸していた2枚のCDが送られてきました。それが左の写真の『WIRED』と『Tin
Pan』。何を貸していたのか記憶が定かではなかったのだけど、『WIRED』だけは覚えていた。6年もたっても、この中で一番好きなものは変わらずBeckの「
Total Soul Future」だったのでした。これは1999年リリースのアルバムでわたしが買ったのは2000年。偶然見つけて買ったもので、実は90年代半ばほとんど音楽を聞かなかったわたしはベックについてほとんど知らなくて(あんなに流行っていたのにねえ)、この曲を聞いた時に、「好きだ」と思ったのでした。ウニャウニャして一見調子っぱずれなギターがなんとも心地よくて、シンプルだけど新しいと思った。そのあたりのことは当時の日記をひも解けば出てくるんだけど、なにせ、ブログじゃないので検索機能もなく、今となっては何処に何を書いたのか調べるのももどかしいので調べないけどね。
記憶を辿ってみますれば、その時工房の若い子たちに「ベック持ってたら貸して」と頼み、数枚有名なところを借りたのだった。でも、さほどの感動もなく、違うなあ、こうゆうのじゃないなあ、この人の良いところは・・・。
と、その時グッドタイミングで原宿ラ・フォーレでやっていた「アル・ハンセン展」とリンクし、本を購入。フルクサスのおじいちゃんとベックは仲良しボヘミアンで、大変なアーティストだということを知る。そして、ある時CD屋でモノクロのシンプルなジャケの物を見つけ、なんとなく心が躍る。コレは当たりであろう、絶対当たりに違い無い!と確信して買ったCDは果たしてすばらしいものでした。
ところがドッコイ、このCDが見つからない。どこに行ったんだろう。貸したのか、それとも持ち歩いていたのでなくしたのかわからない。調べてもどうもわからないのだけど、ダニエル・ジョンストンの初来日の時に一緒に来ていた人(名前が思い出せない。挨拶までしたのに)のレーベルだったような気がする。これは、まさにインディーズというのか、フォークギターをダラダラグリグリと、崩れるように弾くデルタ・ブルース。そこに少しキラリンとした不協和音とリズムが加わって、新鮮なブルースが見えた。数人の編成のもので、写真が数枚入っていただけのものだった。アレ、また聞きたい。兎に角、ベックについて2000年までほとんど知らなかったわたしは、この変型デルタ・ブルースがこの人の本領なのだろうと思い込んでおりました〜〜。いやぁビックリだ。でも、この人はこうゆうのがいいよ。ギター背負って線路伝いに歩く姿が似合うではないの。と、わたしは思ってる。
『Tin Pan』を聞くのも結局6年ぶりなわけだ。
この時、ティン・パン・アレー(ガーシュインがピアノ弾きとして売り込みに行った有名なストリートの名前だよ)のメンバーが大再結成とかで、テレビにも出ていたっけ。昔はっぴいえんどを良く聞いていた時から、中でも細野&鈴木ファンだったので、ティンパンアレーは、やっぱりねー、という感じで好きだった。ほかメンバーは林立夫ですね。再結成版ではナイアガラ大瀧さんとか久保田真琴とか矢野アッコちゃんや吉田美奈子、大貫妙子も加わっていて、豪華でした。このあたりの人はみんな好きなので気持ちの良いアルバムでした。先日コーラスを聞きに行った伊集加代(子)さんもこのあたりで知ったわけだけど、年齢的には結構上の人だったというのは最近知った。
細野さんははっぴえんど解散後も何枚か買いつづけたけど、トロピカルものよりも『HOSONO HOUSE』が好きだったし、鈴木茂も『Band
Wagon』が好きだった。この2枚はCDでも買い直した。どちらもそういえばモノクロジャケットで、素朴といえば素朴だった。特に細野さんのは。この2枚は今でもたまに聞く。『Tin
Pan』が戻ってきたら、なんとなく吉祥寺あたりを思い出してしまった。なんでかなあ・・・・わぁ、気持ち悪い、なんでだろう??久保田真琴と夕焼け楽団のライブが、ホラホラ裏道のライブハウスであってサ、近くに自然食定食屋があってサ、なんかそれを思い出すのよね。変なの。
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