◆2006年2月28日(tue) 寒い夜にはバラライカ


『春のねこ日和展』ねこをモチーフにした作品を一堂に集めてます。現在活躍中の油彩・水彩・版画・革工芸・陶芸など様々なジャンルの作品を多数展示いたします。と書かれています。


すみません、見えませんねえ。
3月1日〜6日(最終日4時まで)伊勢丹府中店7階アートギャラリー



バラライカを持つうえむら氏。

あしたから伊勢丹府中店で「春のねこ日和展」というのが始まります。お近くの方は是非お越しください。わたしは20点だしています。

グループの企画展です。小さいのから大きいのまで様々です。

4月は工房展が17日から始まります。6月も西荻窪のFALLで個展&LIVEです。そのほかにも新たに版画制作するものがあり、ずっとこうゆうことが続いていますが、だからといって旧作ばかりを出すようなことは嫌なので、新作について考え中です。6月は食器がたくさん置いてある店での個展で、最初は旧作の何をだそうか・・と考えていましたが、きのうサティの「家具の音楽」のことを思っていて、ハタと思いつきました。
『意識せず注意を払わず目の隅に入る絵』。壁紙のような音楽が『家具の音楽』の意図でしたが商品の食器がどうしてもあるのだから、個展といってもそれを無視するわけにはいかないわけで、それを頭に入れての版画制作をしようと思った次第です。

ほかにも懸案事項はありまして、版画家としていい仕事をしたい、と最近やっとちゃんと思うようになったのでした。きょうはエミリー先生のセクシー&スピリチュアル英会話でしたが、「里美はアーティストと自信を持って言いなさい」と言われ、自分でもそういった覚悟みたいなもの(アーティストと言い切ることは覚悟がいるほど大変なことだと思う)に対しようやく直視する気になったのでした。今の気分を態度で表すとするならば、それは勿論イナバウア〜〜。

イナバウア〜〜なポーズのまま工房で刷り増しはできず、あれほどやる気だったのに、たったの1枚。1枚刷るのに3時間もかかる版画なんて版画といえないんじゃないのか!?と思ってしまった。これも数枚刷っていれば多分1時間でできると思うので、一日こもってやってしまいたいものだ。

夕方やってきた朝子ちゃんと西荻窪のライブハウスにうえむらまさゆきくんのライヴを見に行ってきました。パスカルズのジャケットのイラストを描いている方です。うえむらくんはウクレレが一番好きなのだそうだけど、ほかにもいろんな楽器を演奏する。今回バラライカをやるらしいというので是非見よう、と思ったのでした。バラライカといえば、エミール・クストリッツアとノースモーキング・オーケストラの巨大バラライカを思い出す。あんなのが出るとは思わなかったけど、案外小さいもので、これならコンパクトで持ち運びも楽そう。ウチにある琵琶よりも収納が簡単そうだわ。琵琶はネックのところが折れ曲がっているところがもぅ腹がたつほど狭い家には邪魔ですのじゃ。
バラライカはロシア風の音楽としか結びつかなかったんだけど、普通にギターのように演奏して違和感がなかったです。
うえむらくんはドノヴァンのカバーなどもしれいたけど、わたしは「ハンカチ」という曲が一番好きでした。途中2つくらい気持ちのよいコードがあって、また聞きたいので6月のライヴにお誘いしました。一緒に演奏していた深津絵里似のヴァイオリンの方は非常〜にうまくって、クラシックの方なのかしらん?などと思いつつ聞きました。以前下北沢のPIGAでの個展の時に来てくれて、お話したことのある方でした。

あまりにも寒い上に、疲れていたのでうえむらくんのライヴだけ見て帰宅。
本当に寒くって、アゴに力が入ってしまいました。
子どもの食事リクエストというのを最近はじめまして、これはわたしがあまり家にいないので、せめている時はそのくらいはしよう!という新プロジェクトです。ってほどのことでもないけど。
今のところ、タコス、ライスコロッケ、ペペロンチーノというのをやりました。その中でペペロンチーノのみが不評でした。サイゼリアの方がおいしい、と言われショック!サイゼリアに負けて悔しいです。でもあそこ案外おいしいんだよね。ピッツアマルゲリータがわたしは好きです。近所にできたので、しょっちゅう行くのでした。
◆お知らせ◆

■伊勢丹府中店9階アートギャラリー「春のねこ日和展」
3月1日〜6日 松本の版画20点ほか、焼き物、油絵、クレイアートなどさまざまです。

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』
3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンクとチョコっと食べ物付き)
席数は40。予約システムとなっております。
くわしくはコチラhttp://www.satomin.jp/music/rockin01-b.html
見てね
お問合せは キャロサンプ
■ご予約方法:お名前/人数/お電話番号と「3/25予約」と明記の 上、
       info@callithump.info までEメールをご送信下 さい(3/24〆切り)。
■キャロサンプ: tel. 03-3316-7376 fax. 03-3316-7326
        info@callithump.info  http://www.callithump.info


◆2006年2月27日(mon) BankARTとミッシェル・ドネダ+山内桂-2

きのうは大変失礼いたしました。眠ってしまいました。

きのうのつづきは、馬車道の食事。なかなかドネダ&山内にいきまへんわねえ。

食のイベントでは、馬車道界隈の食べ物屋さんとのコラボってぇのがあって、MAPにどの作家の作品がどの店にあるのかが書かれています。どうせなら村田真さんの展示のあるところにしようとおもったら1軒は休み。1軒は本格的フレンチレストランで、ひとりでは入れない。最後の1軒はとんかつ屋さん。ここに行くことに。村田さんはジャーナリストであって、作品を作っているわけではないのですが、壁に食絵画の複製がありまして・・・・ちょっとボリューム少ない!けど、ま、いっか。

さて、わたくしは食べ物評論家でもなんでもないですが、この店でちょっとショック受けてしまいました。わたしがミシュランの覆面審査員だったら「☆0個〜〜〜〜〜」です。
入ると狭い厨房には6人くらいの料理人さん(動けないよ)。お運びの女の人達は7名くらいかなあ、たくさんいるんですよ。お客もたくさんでしたが、そんなに人いらないと思うけど。それはそれとして、おばさんがまずわたしが頼んだ一口カツのお皿を持ってきますよねえ。これをドンとテーブルのまん中に置きまして、「お味噌汁とご飯あとで持ってきますねー」と去る。ほどなくして持ってきたと思ったら、まずご飯のお茶碗をカツの左横あたりにボンと置き(あくまでもカツのお皿の方が手前にある)、おしんこはそのそば、そしてお味噌汁はなんと!テーブルの向こう側ですよ!う〜〜〜〜ん、どうゆうことだ。

わたし、これ酷いと思うんですよ。場末の食堂だってしないと思う。ご飯は手前の左がわへ、その右隣にお味噌汁、おかずはその向こう側、こう置くんだろーガ。これって普通のことだと思うのだけど、どうなってるんだろう。ウチではずっとそうだったし、給食だってそうすると思うし、松屋とかでも定食はそうゆう配置にするでしょ。これは日本人の基本じゃいっ!よりにもよって中年のいかにもおかあさん風の人がやることじゃないと思うし、店でもそうゆうの何も言わないんだ・・・ウソでしょ。
横目で見ていると、どのおばさんもその調子なんだよねえ。「わだばゴッホになる」と言った(実際はちょっと意味ちがったってうわさだけど)東北のあの版画家のすばらしい作品がたくさん飾ってある老舗風で対応はとてもいい感じなんですけどねえ。味はどうかといいますれば、電子レンジしすぎたように熱い!舌やけどしました。ソースも甘いのしかなくて、ミシュラン覆面審査員松本やっぱり「☆0個〜〜〜〜!」。

おばさんの観察をしていたら十番館でお茶をする時間はなくなってしまって、しかもギリギリの時間だったので走る。バカだ。

さてやっとライヴ。" WALK INTO THE FOREST OF ECHOES " ミッシェル・ドネダ+山内桂

きのう書いたような天井高い、だだっ広い大きな柱数本がまん中に立っているだけの会場です。ここには食のイベントの一環として折元立身氏の大量のコッペパンを使用した作品が展示されていました。まん中に軽トラックが3台。すべてコッペパンギッシリ。床ほか、コッペコッペコッペッペ〜。ほのかに匂うのだけど、会期中腐っていくのかしら・・・。この方のは2004年のトリエンナーレの時にも見た。あの時はバゲットでしたね。きのう書いたのはこの上の3階のお話。3階は廃虚あるいは背徳の香りなんぞする陰うつな場所で、わたしはたいそう心に染み渡ったのですが、1階はモダンな空間に作られていました。
会場は寒そうで、ホカロン配られてましたがわたしは相当着膨れしていったので使用せず。好きなところの椅子に座ります。
ミッシェル・ドネダさんはゆっくりと会場を歩いて回りながら静かにソプラノサックスを吹いていました。山内さんは一歩も動くことなくやはり静かにサックスを吹いていました。お二人ともボォ〜〜〜っと尺八のような音をずっと出していて、たまにけたたましく吸い込んで音を出すのですが、あれって気持ち悪くならないのかしらねえ。山内さんはいつもあんな風に出そうで出ない音を出す方なのでしょうか?初めて聞いたのでわからないのですが、たまにボエッっと音が出るとかえってビックリしちゃうもんでおもしろいです。サックスにどんな奏法があるのかもわからないわたしですが、時々ポム、といったりカタといったり結構いろんな音が出るんですねえ。5秒の残響音と書かれていたけど、実際は2秒くらいだったかもしれません。それはコッペコッペッペェ〜〜のせいかもしれません。

まったくのアコースティックで、PA無いですから、音は場所によって相当違うのだろうと思いました。だけど、誰も1時間の間動かないんですねえ。アレ?と実はずっと思っていて、途中まで我慢してたのですが、案の定後半で音の量が波のように押し寄せるようになった時、我慢できずに立って後ろに行ったり歩きまわったりしてしまいました。やっぱり音違う。
壁にくっついていたらそこで音は止まってギンギンするのだけど、遠くの方に立つと音が回って前からも横からも後ろからも聞こえて身体を包むようになるので気持ちよかったのです。ああ、みんなもそうやって聞けばいいのに・・・と思いましたが、結局わたしだけでした。日本人はこのような演奏になると何故か大真面目に聞こうとするし(真面目なのはいいんだけどね)、ジッとしてなければならないと勘違いしているかも。昔のジャズ喫茶みたいに、腕組みして下むいてたりする。演奏家には聞いてないけれど、演奏する立場からいったら、「どうぞいろんなところで聞いてください」と思っていたとおもう。ドネダさんもきっと音の反響が場所によって違うのが楽しくて歩いて回ったのだと思うのですよ、だから、みんな立って好きな場所に移動すればよかったのにぃ、と思いました。これがこの日一番わたしが気になった事でした。とんかつ屋の配膳問題はその次の懸案事項。

もしかしたら、これは「音楽を聞く」ということにのみ気持ちが奪われているからなのかな。いや、だからこそ求める音を捜せばいいハズなんだよ。美術作品を見るように音楽も見ればよい。椅子はそれをさせないだろうか?オブジェ作品を見るようにアチコチから、そして触れられるものなら必ず触る、そんな風に普段ものを見ていると、音楽もそんな風に感じようと思えると思います。せっかくこのような特殊な場所での演奏だったのだから、聞く側も自由に音に接近したら良い。近づきたくない音であれば出ていくのも自由なのだ。聞く自由があって、聞かない自由もある。

終盤にさしかかると、音が波のように押し寄せて耳がギンギンしました。ギンギングアングアンでした。声楽の人が声で窓ガラス割るみたいに鼓膜が振動するようでした。意外にも(失礼しました)飽きることがなくアッという間でした。


「白雨/LA DRACHE」。 対極のサイン。


これはクレーではありません。
ウチの子どもの絵。親バカ。

終ってから「白雨」というお二人のCDを買いました。
きょう「パウル・クレー展」に行ったらクレーの言葉でこんなのが書かれていた。「芸術とは見るための説明ではなく、見えるようにすること」(みたいなの)で、このCDもタイトルなくてもいいのかも。雨のようにも聞こえる音だけど、そう思って演奏してはいないと思うし。ライヴではそのことは頭にないわけだから、音そのもののおもしろさや共鳴しあう二人の音の重なりなどに耳がいく。買ったあとでお二人に「この環境はどう感じましたか?」と聞こうと思ったのだけど、買った瞬間に横にいらっしゃった山内さんが「サインします」とおっしゃるのでぶっ飛んでしまって質問なんか何もしなかった。サインを演奏者側から求められたのは初めてだわ〜い。それはとても親切なお申し出で、自分がサインすればドネダさんもすぐにしてくれると思うから、ということでした。いい人だわーい。山内さん。すぐにドネダさんにも声をかけてくれてちょっとだけドネダさんとも話しました。とゆうかよかったわよっ、と言っただけだけど、とてもやさしそうな笑顔でした。

きょうは一日CDを聞く。ライヴと同じ感触。鮮明にさまざまな音が聞こえておもしろいのだけど、サティの「家具の音楽」のように意識せず注意を払わず2度聞いた。

 

帰りは知り合いになったデザイナーの方と一緒に。横浜の建物の話しをしながら。ジャック、クィーン、キングと呼ばれている建物があるそうで、どうやら、サボテンの「つづく夢」のSEで使ったギィ〜〜〜〜ッという音のするトイレの扉のある建物はジャック、らしい。楽しい一日でした。

きょうはクレー展のあとテクテクと銀座の伊東屋へ。8階の版画作品売り場に行くと、担当の方がわたしの絵にきれいな色のついたマットをつけて額装してディスプレイしてくれていた。「英国フード記」で使った『レモンカード』の絵が売れたようで、このあたりも刷り増ししなくちゃ・・・・・。そうだっ!刷り増ししなくちゃ!!イカンのだっ!

あしたは早朝エミリー先生ラブ&ピース英会話のあと刷り増し増し増し。早く次行きたいです。
◆お知らせ◆

■伊勢丹府中店9階アートギャラリー「春のねこ日和展」
3月1日〜6日 松本の版画20点ほか、焼き物、油絵、クレイアートなどさまざまです。

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』
3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンクとチョコっと食べ物付き)
席数は40。予約システムとなっております。
くわしくはコチラhttp://www.satomin.jp/music/rockin01-b.html
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お問合せは キャロサンプ
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◆2006年2月26日(sun) BankARTとミッシェル・ドネダ+山内桂-1


BankART1929、

BankART Studio NYKにある牛島達治さんの作品と窓から見える観覧車。しばし放心してしまうほどのシチュエションだった。

美術作品で感動することはそう頻繁にあるとはいえない。しかし、巡り会った時には素敵な音楽に巡り会った時以上の至福感があるように思う。まして、CDやiPodでいつも聞けるのと違って、美術作品・・といってもその場でしか見られないようなインスタレーションとかプロジェクト性の高い物となれば、さらにインパクトは強い。

きょうは、そういった作品に出会ってしまったのでした。そして、もう一つ、やはりその場でしか感受できないライヴも見てしまったのでした。しかも同じ建物内で。
横浜の馬車道を過ぎた運河のほとりにあるNYKホール(BankART Studio NYK)の1階でミッシェル・ドネダさん+山内桂さんのライヴを、3階で牛島達治さんの作品を。

始めは、このコンクリートの残響音5秒、というホールでのサックス即興ライブはおもしろそうだなあ、と思っただけなのですが、同時にBankART1929とBankART Studio NYKで開催されている『食と現代美術Part2-美食同源』というイベントをネットで見て、建物もいい感じだし、展覧会事体がおもしろそうだと思い、是非行こう、何か呼ばれるものがあるなぁ、と思って行ったのでした。
横浜は2004年から横浜トリエンナーレという大々的なイベントをやっていて、その年はビッグネームが集まり、わたしも見に行った。ステラークの大きな金属の作品を見ることができたのが良かったし、束芋の電車のビデオ作品がオリジナリティに溢れしばし釘付けになったっけ。昨年はチケットも持っていたのに、多忙のあまり結局行くことができなかったのだけど、やはり行くべきだった。新しい発見がきっと一つはあったと思う。
横浜は昔から現代アートや現代音楽に関して懐が広い。歴史的な建物をそういったイベントに積極的に解放している。これは70年代後半からのように思うのだけど、60年代からそうなのだろうか。
わたしの知る限りでは、80年代はじめからこの馬車道にあった「今野アートサロン」や山手にあるイギリス館では島田璃里さんの「迷宮のエリック・サティ」シリーズが行われていて、これには家人の松本清志がチェロで参加していたし、そのマツキヨ氏がやっているヒクイヤマのエレクトロニクスの峰岸政春さんとか美学校小杉武久音楽教場関係が共演していた。サボテンもこのシリーズには参加したことがありますねぇ。渋谷のエピキュラスだったかなぁ。サティ、エレキVSピアノでした。
「今野アートサロン」も趣きのある建物でしたね。

さて、まずは雨の中旧横浜銀行のBankART1929へ。何故に食と現代アートは繋がるのだろう?最近特に多いなあ。食べ物はおもしろい。なんでおもしろいのはわからないけどおもしろい。必要不可欠であるがゆえに、嫌悪を催す対象でもある。愛しているけど吐き気がする。おそらくそういった矛盾がヒッカカリを常に作家に与えるのではないか、とわたしは思っている。食べ物でいつも思い浮かぶのはブニュエルの映画「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」で、豪華な食事をしようとするたびに何かがおきて結局一度も食すことがなく、観客は最後まで欲求不満を引きずるハメになる。
きょう見た作品の多くは悪いけどそんなにおもしろくはなかった。一番嫌なのは、見せ方が汚いもので、食べ物の醜悪さを表現してるわけでもないのに汚い。わたしは汚い作品をあえて見たいと思ったことはないので、全然喜べない。これは音楽でも言えることで、わざわざ汚いことするバンドなんか全然見たくない。

しかし、ここでわたしは発見してしまいました!あの村田真・・・・マコリンを!
この展覧会では「絵画にあらわれる食のイコン/村田真編」というのでさまざまな絵画の展示と、オブジェ作品などを紹介する映像が流されていました。村田真さんという人はもうひとり美術関係にいらっしゃるので、違うかなあ?と思ったのだけど、カタログを買って読んでみたらやっぱり我らがマコリンでした!
マコリンは・・・こんなことバラしていいのかどうか・・・エーイいいや!マコリンは元ぴあ編集部の美術の人でした。サボテンのいづみちゃんはそこでバイトをしていて、その後「コバヤシ」(今のBONSAItの前身)というバンドで一緒にライヴをしていたことがあります。村田さんはドラムでした。現代アート関係でなんやかんやとこのあたりは知り合いが多くて、わたしも勿論友人(のつもり)だし、法政大学の学館ホールでサボテンと一緒に出演したこともありました。その後美術ジャーナリストとしてキース・ヘリングの紹介などしておられましたが、カタログを読んでいたらBankARTスクールの校長!!と書かれているじゃああ〜りませんか!ビックリ。
実はもっとおかしいのは、先日の誕生日に頂いた本の著者で、ロンドン在住の作家の清水晶子さん、昨年ロンドンに行ったさいにわたしはただちょっとお会いしただけなのですが、最後に盛り上がったのはこのマコリンをお互いに知ってる、ということでした。清水さんに出会えたことはその後わたしの活動にとってとてもすばらしいキッカケを与えてくれたばかりでなく、人が繋がっていくことは偶然ではなく、必然なのだと信じさせてくれるものでした。
マコリンどうしているかしら?とずっと思っていたのでここでこうして出会えてとても嬉しかったのでした。わたしがサイトアドレスをsatomin(サトミン)なんてお軽いのにしたのにはわけがある。自分でサトミンなんて言うわけないのよねーほんとは。でも、マコリンが会社名までマコリンにしていることを考えると、そんなお軽いノリも些細なことだわ〜と思えるじゃないの。で、平気で satominにしたんです。
とにかくビックリして、とりあえずはBankART Studio NYKまで行くことに。

こちらへ行くのに間違って赤レンガまで行ってしまって時間が狂ってしまった。そのあとゆっくり十番館(馬車道にある)のティーサロンのビロードの椅子でお茶しようと思ったのに、できなかった。

しかし、このBankART Studio NYKの3階で牛島さんの作品を見ることができて本当に行ってよかったと思いました。
あとで、ライヴの時に知り合った方に聞いたら、この作品は少し前にやったBankART LIFE展の時から展示されているのだそうで、彼女も今回もこれが見れて良かったと言っていた。わたしも同意見。細い階段を登ると黴臭い匂いがして真っ暗でした。廃虚なんですよ。展示のある部屋に行くまえにひとつ何もない大きな部屋を横切らねばならない。ここが暗くてジメジメしていて、たまたまわたしひとりっきりしか人いなかったので本当に怖かった。その部屋を横切って次の部屋に銀閣寺の庭にあるような富士山のような形の土の山があり、そのうえに金属ロボットのようなプロペラ状のものが規則ただしく回って土を少しづつ削って落としていました。キコキコ音がする。重量感といい部屋とのバランスといいかっこいい。天井高くて柱が数本まん中に立っています。この作りは一階にあるライヴをしたホールと同じ。でもとにかく廃屋の雰囲気です。そこをまた通り過ぎると次の部屋。ここには1本のロープが20m近いと思われる部屋の長さに滑車で渡されていて、それが回ってます。その先は天井からぶら下がっていて、そこにはバケツがぶら下がってました。ゆらゆらとバケツが揺れてました。その奥には小さな窓があり、そこからみなとみらいの観覧車が小さく見えるんですよ。薄暗く黴くさく、キコキコ音がするだだっ広い部屋の小さな窓から観覧車のチープな電飾が光って、ちょっとこれはヤバイでしょう・・・・身震いするような「場」ができていました。戻ってみるとドアから明かりが洩れていて、そこにはやはり金属のロボットのような脚組があって、上からプロジャクターが映すのは「の」の字。これがぼんやりと床に回っていく。これもせつない感じがする。金属的なのにせつない感じがするのは、やはりこの場所だからなのかしら?とぼんやり考えてみた。今回のイベントとは関係ないもののようでしたが、コレが一番すばらしかったです。

すっかり感動して、そのあとご飯を食べに馬車道へ戻りました。

ああ、もう眠いなぁ

つづく

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)
ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』

3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンクとチョコっと食べ物付き)
席数は40。予約システムとなっております。
お問合せは キャロサンプ
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◆2006年2月24日(fri) 松本里美のRockin'-Talkin' Slide Show!!


3/25sat、
『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』
のDM。

画像クリックしてね。

二十年ぶりくらいの友人に会いました。
20代はじめ頃バイト先で知り合った彼女は自宅の家業(紙屋さん)を継ぎながら写真のお勉強をしています。その展覧会が大井町の市民ギャラリーであったのでした。
13人の写真展。師匠は吉本隆明やミシェル・フーコーなどの思想家のポートレートを多く撮っている吉田純さんという方で重みがあるというのか迫力のある画面。もうひとりの師匠は蔵前ノリ子さんという方で、このかたのハスの写真が見事でした。ハスの花は夜明けから咲き出します。そこからずっと撮り続けるのですが、うす暗いところで葉脈の細かさもクッキリ見えている。バックの暗闇は漆黒で、遠くで見ると銅版画の技法「メゾチント」のように柔らかくビロードのような質感で吸い込まれる『黒』。蔵前さんと古代ハスの話しなどをして盛り上がり、今度スタジオへハスの写真を見に行くことになってしまった。
ハスの花が開く時「ポン!」と音がする、とよく言いますよねえ、わたしはずっとそれを信じていて、上野の不忍の池では朝になると「ポン、ポン、ポンポポンポン!」って、きっとうるさいんだろうな、聞いてみたいな、と思っていたのでした。しばらく前に「それは嘘だ」と聞いてたいそうガッカリしたものでした。教えてくれなくてもよかったのに。
友人の説明を聞きながら13人の写真を見たけど、写真には性格が怖いほどでるんだなぁと思いました。おもしろい。
友人とはものすごく久しぶりなんだけど、わたしが「TVチャンピオン」で審査員をしたのは知っていたのでした。恐るべし、テレビ。誰カレともなく「里美ちゃんが出てるよ」と連絡があるらしい。彼女はさらにスポードの食器をネットで調べている内にわたしのサイトに辿り着いたらしく、誰が見てるかホントにわかんないもんです、ネットって。

そこでとても楽しく過ごしてしまったので、東京大丸でやっているクレー展に行く時間がなくなってしまった。最近子どもがクレーのような絵を描いているので、そこはかとなく源流を生で見たい、と思った次第。あと数日しかやってない。いけるかなあ。

ガシガシ作った左にあるようなDMタイプのチラシが出来て来て(裏はモノクロなんですが)きました。『Rockな版画家、松本里美のRockin'-Talkin' Slide Show!!』というお軽いタイトル。版画の個展の時とはまた全然違うノリでやっております。こうゆうのがもしかして一番わたしに向いてるかもしれない。だって、楽しいもの。
記念すべき第一回目は版画シリーズ「柳ホテル」の絵を中心に去年行ったイギリスのアレコレもスライドで紹介したりして・・・・、そういったものだけじゃなくて、そんなことに関連したCDや本や様々なものが登場すると思います。
ゲストは湯浅湾とAmericoでアグレッシブなギターを弾きまくっている牧野琢磨くん。こちらもお楽しみに!

「柳ホテル」はフランスのシャルボネというメーカーの版画インクの「プルシャンブルー」という色が基調になっています。これは「ブルーウィロウ」と繋がっていて、切り離すことができない。あとは「赤」。これはバーミリオンとクリムゾンを混ぜた色が好きで、DMにはこちらの色が良くでている「ロビンの頭の中にはいつも鞄の残像が」という絵をトリミングして使いました。
このシリーズにはたくさんの登場人物が出て来ます。それぞれに曲をつける予定ですが、今のところはこのベルボーイのロビンとドアマンのジェイムズの「車とかばん」という曲と、シェフのアントニオの歌「アントニオの卵」の2曲です。一回目では彼等の話しなんかしようかなぁ、と思っています。

会場の外苑前「Z・IMAGINE」はお酒はいろいろありますが、食べ物はパルマのチーズと生ハムのみです。その場で固まりからショリショリしてくれるのでおいしいです。このライブでは必ずワタクシめが食べ物を持参いたします。多分2種類くらいになると思いますが、助手が切り分けてサービスする予定です。お腹はいっぱいにはなりませんが、平野レミくらい美味しいと思います、ナンチテ。クリスマスまでちゃんと続いていたら、勿論クリスマスプディングもお出しできますねえ。
是非3月25日、お越し下さいませ。
席数は40。予約システムとなっております。
お問合せは キャロサンプ
■ご予約方法:お名前/人数/お電話番号と「3/25予約」と明記の 上、
       info@callithump.info までEメールをご送信下 さい(3/24〆切り)。
■キャロサンプ: tel. 03-3316-7376 fax. 03-3316-7326
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くわしくはコチラhttp://www.satomin.jp/music/rockin01-b.html

刷り増し作業が滞っているので原宿の工房へ。その前にきょうは何故かわたしは絵描き&ミュージシャンのK萠ちゃんとランチしました。これを言うとわたしの回りでは羨ましがる人が数名いるはずなんだよね。ええ、ええ。彼女は今下北沢の「すずなり」の中でガラス絵を数枚展示しているらしいです。「すずなり」は渋い映画館ですが、「絵だけみたいんですけど」と言えばそのまま入ってみることができるそうです。現在唐十郎の映画上映中。

しばらく忙しくて工房に行ってなかったら「松本さん、プチ整形ついにしたのかと思いましたよ〜」と言われる。できるものならしたいんですが(やる気満々)、全然そうゆう時間もお金もありませぬよ。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)
ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』

3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンクとチョコっと食べ物付き)


◆2006年2月22日(wed) ライヴつき個展か個展つきライヴか


ノエル・アクショテの入ったCD2枚。
手前のは『IMPRO-MICRO-ACOUSTIQUE』でLuc Ferrariも入ってます。後ろのはデレク・ベイリーとのもの『Close to the Kitchen』。下の箱はDEMELのチョコレートのパッケージ。猫の舌の形のチョコです。

四苦八苦。一難去ってまた一難。そして七転び八起き。

DMのデータ入稿というのを初めて経験。いつも個展の時のは作ってはいますが、CD-Rにデータを入れて絵事体は印刷屋さんにスキャンして貰うことが多いのです。デザインはチャッチャカできるのだけど、印刷屋さんによってファイル形式などが違うのでいちいち確かめるのが面倒ですねえ。
やっとできたと思ったら疑問がフツフツと沸き、危ういので直接電話で指示を仰ぐことに。そうこうしている内に数時間アッという間に過ぎてしまって、きょうの約束を大幅に遅らせてしまいまして、申し訳ないことをしてしまったのでした。

きょうは西荻窪へ。
『FALL』というShop & Galleryへ打ち合わせに行きました。
企画展のお話を頂いていたので場所や雰囲気など見に。駅前の伏見通りは以前は良くライヴハウス「ビンスパーク」でやらせて頂いていたので馴染み深いですが、このお店は通りの反対側の少し奥にありました。アンティーク家具にアラビア社のものや日本の作家のものや東欧風らしき食器や雑貨がきれいに置かれています。小さいところなので、壁もたくさんは無いのですが、ライヴもやれる人の展示が多いということで、わたしにもお話が来た・・・・のかな?7日に対バンの工藤冬里さんの焼き物展示やライヴも何度かされているようです。
最近ではわたしは展覧会のパーティでライヴが無いととても寂しいと思ってしまっているのですが、このお店の方達も同じように思っているらしく、パーティではなくてちゃんとチャージ式で会期中に作家がやる、ということらしいです。
住宅街にあるしまたしてもアコースティックオンリーですが、この際ウクレレも買ったことだし、1曲くらいやれるようにしようかなぁ、と思ったりして。
6月5日から2週間個展します。ライヴは17日の土曜になります。商品はそのまま置かれていますが、立体を置くスペースは作っていただけるようなので、そんな物も出したいと思います。

電車が長いので大分前に注文して忘れたころにやっと届いたノエル・アクショテシリーズ2枚。すぐに聞けるように最近わざわざ再生専用ポータブルCDプレイヤー3990円購入。これで1枚だけ聞く。『Close to the Kitchen』。デレク・ベイリーとのもので、アクショテさん大暴れで楽しい。それにしても、いろんな音が出るものよね〜〜ベイリーさんのは特に。いや、でもやっぱり暴れるアクショテさんがわたしは好きですねー。『IMPRO-MICRO-ACOUSTIQUE』は聞けず。またあしたってことで。

ライヴ付きで展覧会を企画してもらえるのは嬉しい。わたしの場合は絵と音とリンクしているものが多いので一緒にやれるとトータルで楽しめると思うので嬉しいわけです。なんとなく最近は絵を描いててバンドやってる人多いよね。たいていはアコースティックだったり、トイ・ミュージックだったりという気がしないではないけど、どんなもんでしょう。トイ・ミュージックはたまには良いけど、フレンチ風トイ・ミュージックはさすがにちょっとわたくしハッキリ言ってしまいますが、飽きがきてまして、『ああ、もぅ!ちゃんとした楽器使えよ!ガ〜〜〜ッて音出せよ!』と心の中で吠えてたりします。
わたしは本当はガンガン大きい音のエレキが好きなので、防音設備のついたギャラリーもできるといいなぁ、と思います。音出すパフォーマーも多いと思うし。絵だけの場合、絵があって音がつく場合、音があって絵もつく場合、さまざまなスタイルが可能なのでその都度やれることを考えていくことにしています。6月はがんばってアコースティック。マイクもいらないほどかわいい場所です。腹話術でもしましょうか?ゲストもお呼びしようかなぁ、と思っていますのでお楽しみに!

25日はまた違ったタイプでライヴがありますよん。
こちらは絵をスライドで見てもらいながら歌を歌います。詳細は下の方にちょっと小出しにしてます。あさってくらいにはUPしますが、限定予約40名のフードちらっと付いた楽しいライヴです。

その前にもライヴはあります。エーと、それから3月1日から伊勢丹府中店で「春のねこ日和展」始まります。それから4月17日から工房展が始まります。そんなこんなの春です。


◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)
ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』

3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンク付き)
詳細は今週中に。


◆2006年2月20日(mon) スキーよりパン食い競走


赤い鉄骨シリーズ。
スキー場のリフトです。

5日ぶりですね。
こんなに空くのも珍しいけど、いろんな事情が重なって書けませんでした。
時間がなくて書けない、書く事がなくて書けない、書きたいが眠ってしまった、書くことをまとめられない、書きたいけど今は書けない、等々の理由ゆえに5日たってしまったのよ。二番目の書くことがなくて書けない、というのはまずわたしの場合はないのだけど、書きたいことを今書けないので自然と書くことがなくなってしまった、とゆう事態になることもある。

誕生日以来いろいろ目出たくも楽しいお話が重なり、その分10年寿命が短くなったような気がしないでもない。その楽しい話はいずれするとして、日々の工房通いはつづいており、そんな中大きな絵が3枚売れまして、これまた目出たいのでした。
買っていただいたご夫婦に金曜の夜南青山のパン、チーズ&ワインの店に連れて行ってもらいました。あ、その前にタイ料理というかエスニックの店にも連れて行ってもらいまして、久しぶりにフォー食べました。おいしかったけど、何故か濁ってた。で、器が小さいので残念でした。ちっちゃい茶わんにテンコ盛りってぇのは良くないなぁ。かといって大きな仰々しいお皿にスプーン1杯分ほどのフレンチ、というのも凄く嫌。多分わたしはビストロくらいがいいんだと思います。それなりの大きさの器にママが「いっぱい食べなさいよ」と言って盛るくらいの量がのってる。それでもいろんなものを食べたのでこのタイ料理でお腹いっぱい。そのあと雪がチラホラする中『先斗町イチゲンさんお断り風暗証番号ピポパ』して入るパン屋へ。元は青山でフレンチレストランのオーナーシェフだった方がパン道に突き進み開いたという店。入ったが最後パンのお高い値段見ても買わずに逃げ出すことはできないくらい緊張する(と思われる)店。現在超冷凍状態でお届けのみ。夜は店の奥にある10席ほどのカウンターのみ。壁にはこの日はアクセサリー作家の展示がありましたが、それだけで、絵も何も飾りはなく、システムキッチンの展示場のようでありました。若い女性3名奥でパンとチーズとワインを。我々はパンの盛り合わせとワイン。音楽はほのかにミニマルミュージックがチラリと。白木屋和民に慣れているおやじな人にとってはいたたまれない空間と言えましょう。
それでも、会話は充分に楽しめたし(わたしはだいたいどこでも楽しめる)ワインもパンもおいしかったし、こんな場所には滅多に来られないから楽しかったのでした。
この日ご夫婦のお知り合いの男についてひとしきり盛り上がる。

世の中にはどうしようもない男というのがいる。顔もそうでもなく、スタイルが良いというわけでもないのに何故か女がグットくるようなやさしさを持っていてモテモテ。たいていはやり手の女史が母性本能をくすぐられてドロドロになっていくのです。わたしは母性が足りないので(犬占いでもそうでていた)そうゆう輩とはどうにもなりませんが、どうにかなっちゃうのもわからないではないです。働かないのだけど許されてて、女は貢ぐだけ貢ぐのだけど最後には捨ててしまいます。そやつはそれでも何故かいつもかわいい女と一緒にいる。得意な話しはロック。ちょっと興味が沸いてしまって会いたくなりました。福井にいるんだそうです。福井って聞いてちょっとビックリ。福井が今旬なんですよ、ワタシ。福井って行ったことがなくてイメージが何もないのですが、この話しを聞いてもぅ情けない男のイメージで頭の中イッパイになってしまいました。

店のおみやげセット(パン3個)も頂き帰宅。すっかりごちそうになってしまいました。ありがとうございました。来月はお宅へ伺って絵の様子を見てきます。

週末は富士の方でスキーでした。でも、嫌いなので疲れてしまいました。子どもは得意なので行きたがる。わたしは得意じゃないので何度も転んで悲しくなってしまった。ボブスレーの方がいいわ。
でも、スキー場は昔のイメージと違ってオシャレできれいで良かったです。夜の8時過ぎまで遊んできました。今はスキーよりもスノボの方が多いみたい。わたしがやったのはファンスキーという短いスキー板のものでしたが、これってスキーがうまい人がやるんだと思う。わたしはもうこんなの一生したくないっすよ!

ハードなスキーから二日たってますが特に身体が痛くなってないのが救いです。
ハッと気づいたら大学の同窓会の出欠届け締きり日だった。迷った末に行くことに決定。一日遅れで返事のハガキを出してきました。
きのう、きょうとデスクワーク。デスクワークしながら鼻歌。1曲閃くものがあったので繰り返し鼻歌する。たぶんあしたになっても忘れないと思う。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)
ほか

■Rockな版画家、松本里美の『Rockin'-Talkin' Slide Show!!』

3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンク付き)
詳細は今週中に。


◆2006年2月15日(wed) 大きな声では言えないですが誕生日だったんです


お誕生日プレゼントにお花と本を頂きました。わたしの好きなビビッドカラーの花とヴィクトリア風耽美風本。どっちもきれいで嬉しい!ありがとう〜〜

来るべきものは来る。
きょうはわたしの気の遠くなるような誕生日でした。
気が遠くなったのは年齢がまず第一に気が遠くなるほどになったってことですが、素敵な誕生日プレゼントを頂いたこともあるし、さらにとても楽しいお話をいろいろ頂いたから。そしてそれが今年一年をもぅ埋め尽くすことになるだろうから。

そんな怪しい動きはきのうあたりから続いてまして、まずは母からの宝箱の贈り物。お菓子いっぱいとチョコレートいっぱいと洋服など。ヴァレンタインデーの翌日だから毎年半額になったようなチョコを山ほど送ってくるのです。だからこの時期わたしの鞄の中にはいろんなチョコが入ってます。疲れた時にちょこっと食べます。
それから個展の話しが二つばかり。これは近い内に打ち合わせをする予定です。

で、きょうはまたしてもディズニーランドよりも混雑している表参道ヒルズの前を通ってあれやこれやしつつ3月25日に行う松本里美ライヴショ〜〜〜の打ち合わせに協力してくれることになったキャロサンプ野田っちと外苑前の『Z.IMAGINE』へ。そこでこのmusic barの経営者でもあり現音舎社長の横田さんとお会いする。
そいでお二人にお誕生日のプレゼントを頂き大変嬉しかったのでした。だって、花なんて滅多に貰ったことないんだも〜ん。個展でもライヴでもお花は本当に嬉しいもんなんです。特にわたしは花より団子と思われているらしいのでなかなか花は貰えないから。
それに、ロンドン在住のライター清水晶子さんの限定60部の手作り本『役に立たないロンドン案内』(非常に凝っていて、とても美しいコラージュとシルク印刷で、もう残り数部ですが非売品になってると思います)を頂いてしまったのでした。この本は一部づつ違う内容になっているのでほかの59部がどのような感じなのかは知りませんが、帰宅してゆっくり表紙を見てみたら、貼ってあるヴィクトリア時代のものらしき薔薇のカードはなんと「バースデー」カードで、『晴れ晴れとした空のもと、喜びが増しますように』と書かれていました。これは偶然です。
清水さんは『もうひとつの英国フード記』最後の日に登場します。ロンドンでお会いした方で、何故かサボテンとゆかりのある方でした。ご存知の方も多いと思います。音楽のライターほか本もさまざま出しておられます。

ライヴの細かな打ち合わせと共に別件でおもしろい話を頂いた。今年はちょっとそのあたりにも身を入れて取り組もう、と気持ちも新たになるのでした。それはとても夢のある話しで、絵に関してのことなのだけど、わたしがバンドをやってきたということが基本にあればこそ、ということを言って頂いて嬉しかったのでした。「事件は会議室で起っているのではない!現場で起っているのだ!」ということで、音楽を・・・しかもアンダーグラウンドな位置で実際にやってきていることで関れるのだということは、ちょっと嬉しいではないですか。音楽や絵は非常事態になったら一番先に切って捨てられるようなものですねぇ、でも、だからこそそれをやってる人間だから感じること、やれることというのもあるのだと思います。弱っちいけど信じてるんですよ、そうゆう力を。
多分そうゆうことを言ってらしたのだと思います。

わたしには絵の方も音楽の方も課題が満載で、なにもかも頭の切り替えが難しいなぁ、とちょっとがく然となっちゃって工房で刷り増ししようと思ったけど手につかなかった。あ、工房でハッピーバースデー歌ってくれて本当にみなさんありがとうございました!自分のために誰かが歌ってくれるって、すごく幸せなものですねー。わたしもこれからは一人一人のために歌おう〜、と思ってしまいました。
やっていく内容に関して頭の切り替えは難しいけど、絵と音と平行してやっていくことに関しては、最近とても自然にできるようになったと思うのでいちいちそのことを言うこともしなくて良いような感じ。自然にそうなったので、外から見てもそれがもぅ自然な形と思ってもらえるとありがたいです。

家に帰ると家族がケーキとかわいらしいマグカップと紅茶入れをプレゼントしてくれました。さっそくこれで紅茶を。封を開けてなかったトワイニングの箱入りのラプサンスーチョンを開ける。中国のものに近い上品な味でした。トワイニングは缶に入っているラプサンもありますが、これは強烈です。

プレゼント貰ったり、新しい夢のある仕事の話しをいただいたりと、とても素敵なバースデーでした。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 『日々の音楽』チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里、アベミキ、尾崎由美(角煮)
ほか

■松本里美のライヴ&スライドショー
3月25日sat 外苑前music bar『Z.IMAGINE』チャージ:2000円(1ドリンク付き)


◆2006年2月14日(tue) ジャケ買いチョコレート


クィーン・アリスのチョコレート。金子國義のパッケージ。

赤坂へ。
Gデザイナー、いつもトラッドファッションで決めてるおしゃれなA氏に『英国フード記 A to Z』をお持ちする。サイン御所望ゆえサイン用のペンも持参する。久しぶりに行ったので迷ってしまった。鳥居があって、ここを通るのだろう・・・とは思ったのだけどどうも鳥居に弱く、くぐれない。しかし、まさにその道を通らねばならなかったのだった。だからといって特に何事もなく、無事に辿り着き本の話し、食べ物の話しなどする。そこにいたデザイナーのT嬢はかなり面白い。
ランチをしながらアニメおたく話しで盛り上がる。わたしはそうではないけれど、ウチの子どもは小学生にしてすでに相当コアな秋葉原アニメ男で、1月の代田橋での本のイベントの際には、来てくれたこのT嬢とウチの子どもは誰にもわからないようなアニメのワンシーンの話しでお互い『やるな』と思ったらしく、おたく仲間になった模様。
このかたメイド服を持っている。メイド喫茶で働いているわけではないが、コミケに行くと(ビッグサイトね)これに着替えまする。年齢はわたしよりは若いですが、20代ではありません。コミケメイド服仲間はとてもお若いお嬢さんばかりで、どこで知り合ったのか聞くと、それは声優さんのイベントだそうな。いやー、まったくすばらしい。アニメおたくの王道であ〜る。いずれ彼女のメイド服姿を生で見に行きたいと思っています。もちろん子どもと。萌〜っと子がなってしまったらどうしよう。

予定ではヴァレンタインデーは何もしないハズだったのだが、赤坂見附の地下構内で「クィーン・アリス」が出店しているのを見つけちょっと立ち止まった。ウチには男が数名いるので買ってあげようかなぁ〜と思って。で、発見。金子國義のアリスの絵のパッケージのチョコレート。赤とピンクと黄色と三種類。どれも欲しくなって三つすべて購入。青いハートのビーズのついたヒモで結ばれている。これはチィちゃん(犬だっ!)にあげて、箱はわたしが貰うことにしよう。
金子國義はやはり目を奪われるものがある。淫美ながらポップでもあるでしょ。そんなところ。

その後工房へ向かう途中表参道ヒルズを横目に。
一体どうしたことだ!あのかわいらしい原宿はどこに行ってしまったのでしょう。奥様がたの巣窟になってしまうのか。森ビル・・・・これについては「アースダイバー」にも目を背けるわけにはいかないものとして書かれている。表参道ヒルズは同潤会の面影を残す、とメディアでは取り上げられているけれど、本当にそう思って記者は書いているのかなぁ?わたしにはまったく違うものに見えるし、けやき並木に溶け込んで・・・なんてことも良く書かれているけど、全然そうも思えないし、そうゆう意見は今んとこ口封じにあっているのだな。最近はどの建物も同じような感じで、目隠しされて街にポーンと立たされたら、どこにいても同じ感覚かもしれない。それは駅前の広場でも同じだし、駅事体も同じ様相になっている。
表参道ヒルズ入ってみようかとも思ったけど、人でごったがえしていたので入らず、反対側の通りにあるフレンチカジュアルのお店が閉店セールだったから入った。ここはわたしがちょっとオサレする時の服をたま〜に買う店で、いつもはOLさんとかかわいい女の子がルンルンしながら見るトコなんよねえ。でも、きょうは大きい肩パット入ったコートの下にラメ入り犬柄プリントのニット着た中途半端ブランド婦人だらけで、しかも、お金持ってるから(かといってヒルズで買い物はしないのだな)大人買い。

エ〜〜ッそれわたし欲しいですぅ〜、わたしが持ってるスカートと同じ柄のサイケなブラウス、対で欲しいなぁー、絶対あなた似合わないっすよぉ〜〜、ハンガーに戻してくれないかなぁ〜、エ〜〜、店員さん「お似合いですよ〜」なんて言わないでよ、似合ってないったら、「ちょっとパツパツで悩んじゃうんだけど・・」そうそう、二の腕のところパツパツだから手あげたらビリッてくるから、諦めてハンガーにお戻しになってくださいませってばっ!わたし即いただきますってばっ、「大丈夫ですよぉ、ほんのちょっとお痩せになれば着れますよぉ」なんて店員さん、それ親切とは言えないってば・・・・・しかし、買ってしまったのだった、このご婦人。残念。

それよりもさらにお安いものを悩みぬいた末に買って工房へ。ジンワリ汗かきました・・・・。

「もうひとつの英国フード記」第四回目UPしてます。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia) w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start 当日¥2,000 + 1drink order
終りました。みなさま、ありがとう!

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里ほか


◆2006年2月13日(mon) コントラバスで語る

やっと一日家にいられる日がやってきた。
こうゆう日がなくっちゃねぇ。
掃除してサッパリ。たまっている雑用のほとんどを済ませる。

きのう聞いていたのは「コントラバス劇場/溝入敬三」です。コントラバスでスコアを弾きながら、演奏をそこなうことなくテキストを読んでるものが2曲。そのほかのガーシュイン、ピアソラ、バッハ、これらがとても良くて何度も聞きいってしまった。
外苑前の「Z.IMAGINE」に行った時にたまたまライヴがあり、オリジナル曲「小吉の夢」はその時聞いたのでした。小吉というのがおかしくて噴出して聞いていたんだけど、これがそっくりそのままCDになってる。最初に入っている「失敗」という曲はちゃんとした作曲者がいるんだけど、ライヴで見ない限りは、コントラバスと語りと、別に録音していると思ってしまうのではないか???と思うのじゃないかなぁ。それほどうまく演奏(語っている)してるんですよぉ。
でも、わたしはちゃんとこの方が片手で○を描き、もう一方の手で△を描くように演奏することができるのを見ているので、別々に録音しているとは思ってませんですー。信じてます。わたしもたまにそうゆう事はやっているので大丈夫。そうそう、手は手の感覚だけで弾き、それとはまったく別の方向に意識を持っていけばいくらでも語れるのだよ。でも、相当疲れる。できるまでには時間もかかる。でも、ひとたびこれができるようになると、えも言われぬ恍惚感を味わうことができるのです。結構こうゆうの好き。
だけどねえ、やっぱり、この録音の最後の方、即興で語っているように、こうゆうものをCDにすること事態「失敗」なのではないか?だって見えないんだからサァ、誰も信用しないかもしれないじゃん。でも、それもわかってて作曲されてるんだし、そうゆう曲ってことです。
基本的にクラシックはすんなり受け入れられる体勢で、このCDバッハのサラバンド良いです。コントラバスいいなぁ。ウチにもあったんですが・・・場所を取るので貸して欲しいという男の子に貸したまま。コントラバスは運ぶのが大変、というのは誰でも言う。このCDでも「タクシー」という曲でさんざん嫌われものぶりを証明している。以前知り合いのコントラバス弾きの男の子がセリカに乗ってまして・・・ウワッ不良みたい・・と思ったのですが、この車だと後ろからスッポリ入るんだと言っていた。入るのはいいけど、似合わないなあ〜〜〜。

ピックが7個出て来た。
コートのポケットとかバッグの底とか名刺入れの中とか。ドンドンなくすのでボンボン買う。ちょっと前にNHKの朝の番組に寺内たけしが出ていて、大きめの△型のピックというのはこの人が作ったんだって。へぇ〜〜。それまでは涙型のだけだったんだって。で、お母さんが三味線弾いてて、そのバチのように角があるものを考えたらしい。三角形だと三ケ所で弾けて、裏返すとまた三ケ所弾ける、というのが大発明らしいです。たしかに、わたしもそうゆうのを使ってるし、どこかが割れてもどこかで使えるから良いよね。

新作は大きいのを作る予定。下絵を考える。
「もうひとつの英国フード記」着手。第四回目UPしましたので、また見てやってくださいね。今回はカムデンロックのマーケットとサヴォイでのアフタヌーンティです。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia) w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start 当日¥2,000 + 1drink order
終りました。みなさま、ありがとう!

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里ほか

◆2006年2月12日(sun) さらにライヴでした


赤いシリーズ。
サボテンのボーカル&ギター松本里美。




11日は高円寺ペンギンハウスでサボテンのライヴでした。
写真はコチラ
http://www.m-bros.com/saboten/live/live45.html

オーストラリアからのザ・カナンズさんとでした。
とても気さくな方たちで始まる前も終ってからもフレンドリー。リハに到着したらすぐに握手を求められたので全員と挨拶。ドラムのボンさんは日本語で「ボクはファンです〜」とおっしゃるので、へぇ、サボテンのこと知ってるんだぁー、と驚いてしまった。カナンズの演奏の時一番前で見ていたら、横にトランペットのペニーさんが座って、やはり「サボテン持ってるわよー」と言うので「えっ、1stですか?」と聞いたら、「イエ〜ス」と言っていた。へぇ、そうなんだー、ビックリ。嬉しいなぁ。
ザ・カナンズはポップでメロディがしっかりあり、ヴォーカルのフランさんは容姿はダグマー・クラウゼさんみたいだけど、歌い方はアイルランドっぽい、なんというかフェアポート・コンヴェンションっぽい。他の2バンドは若いバンドだったと思うのですが、ザ・カナンズとサボテンは共に80年代からやってる。オーストラリア弁はよくわからなかったけど、何度も「21年やってる」と言っていた。21年前に知っていた、と言ったのか同じように長くやってると言ったのか兎に角「21年」と繰り返していた。メンバーの内二人はシドニーだそう。ペニーさんに「メンバーはずっと変わってないの?」と聞いたら「バンドというのはメンバーも音楽も変わるものよ〜ん」とお尻を振っていたけど、それは変わったということよね。う〜ん、いまいち何言ってるのかわからず。せっかくの日本ツアーなので、ポストカードとCDを1枚プレゼントした。
今回企画をされた清成チャーリー晋太郎さんは熱くておもしろい。
2バンドに参加もしていて大変忙しい日でした。演奏中は声をかけてくれて盛り上げてくれるし、ペニーさんも「シンはやさしいいい人なのよ〜」と言っていた。わたしもそう思います。お疲れさまでした。チャーリーさんのもうひとつ好きなところは、必ず感想を言ってくれること。面と向かって丁寧に相手について、さらには自分の想いを素直に言える、これはそう簡単にはできない。また一緒にやりましょうね。

2月3月とずっとライヴが続いています。1月もイベントでソロ演奏したし、ソロとサボテンと毎月両方やってる状態になっていて、昨年まで隔月の円盤ライヴが結構大変になってきたので止めることになったというのに、もっとやってる。今年は音楽の方がんばろっと。サボテンとしてはメンバーそれぞれ別のバンド、別のことでもとても忙しい日々が続いているのでなかなか果敢に活動するということはできないのですが、忙しいのは誰でも同じなので、やれるだけのことはやろう、という感じです。



ベース:ミヤカワイヅミ&
ドラム:宮川篤志

きょうはまたもやボブスレー、じゃなくてソリに行こうと言っていたのだけど、急遽釣りになりました。甥も一緒に行くというのですっかり子どもはお任せで、わたしは釣ってるところを見ながら車の中で本を読み、CDを聞く。犬と山歩きもする。そして寝る。さすがに疲れて爆睡。

本は最後の方まだ読んでなかった「アースダイバー」を途中から一気に。CDは頂き物コントラバスの物を。どちらもおもしろいです。本の方は死を背負ってあっけらかんと生きていく日本人について考えさせられ、CDの方はサボテンで最近やっているサティの演奏をしながらも演奏を損なわずに語りを入れるというやり方をしている曲が数曲あって、考えるところがありました。また機会があれば書きませう。

そうこうしている内に10匹以上鱒が釣れたようで、また燻製です。

◆お知らせ◆

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia) w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start 当日¥2,000 + 1drink order
終りました。みなさま、ありがとう!

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
工藤冬里ほか

◆2006年2月10日(fri) 声を出した時の顔-フィル・ミントン


赤いシリーズ。
赤いボトルネック(ギターを演奏する時に使う道具です)と赤く光るマウスです。あしたはこのボトルネックを使います。

最近、午前0時過ぎにはもぅ眠くて眠くて仕方がなくて椅子に座ったまま寝ていることがしょっちゅうです。頭をぶつけたりもするし危険だから、早めに寝てます。

きのうは昼は工房にて6時間刷り増し作業にいそしむ。新作は頭の中でもぅできているのに、手をつけることができなくてなんだかもどかしい。

夜はサボテンの練習にいそしむ。あしたのペンギンハウスは相当おもしろい演奏ができると思います。サボテンの持ってるすべての要素を出す予定です。歴史に残る名演奏となる!予定です。
きのう練習したスタジオは、鏡が一面についています。みなさんアレを見ながら練習してるんでしょうか?わたしはこう見えても絶対見ないですよー。恥ずかしくて見れない。ヴィジュアル系ですけどねぇ、見ませんのよ。本当は我が身を見て、ちょっとはいい感じになるように努力すべきなのでしょうけどね。

自分を見るというのもきっと大事なことなんだと思います。表現してる人はやっぱり気をつかうべきなんだとは思います。女優さんじゃなくても。声を出している時の顔もいろいろで、笑いながら歌う人もいれば無表情の人もいる。ニコニコして歌う人はなんだかあんまり信用できない感じもするけど、口角を上げてると高い声が出るよね。クラシックの人は口の形がヴェニスの仮面のようになっててちょっと気味が悪い。ヴォイストレーニングなんてするとみんなそんな同じ顔になってるみたいな気がする。高い声を出す時は、声を脳天または鼻の上の方にあてるように意識すると良い、と合唱団に入っている姉に言われたことがある。そうするとみんな同じ表情になって、わたしはどうもコレがヤバい、と思っているんです。ママさんコーラスとか学校の合唱団などはさらに肩をゆすったりしてニコニコ顔でちょっと敬遠してしまいます。(かといって、わたしのようにぶっきらぼうなのも(よくそう書かれてますが、本当はわたしとしてはこれでも感情込めてんのよねー)どうかとは思いますが。)
ところで、フィル・ミントンの合唱隊の話しがチト出ていて、写真も見ることができたのだけど、『即興ボイス合唱団「Feral Choir」のPhil Minton 指揮によるコンサート』というの。去年もおととしも日本でやってたのね。顔はどうだったのでしょう。日本人は表情が少ないと言われるし、デレク・ベイリーの日本観というのをチラと読んだら、やはり「ふくみ笑い」ということが書いてあって、なかなか即興で声を出し表現するのは日本人って難しそう。どんな風な指示があったのかしら?この時はどうだったのかわからないけど、まったくの即興ではなくてそれぞれに指示がある、ミントンさんがあらかじめ作った小片を組み合わせたものというのがヨーロッパではあったということですねえ。
日本人とそのほかの国の合唱隊と、どんな風な違いがあったのかちょっと聞いてみたいと思いました。

先週のボブスレー(ただのソリすべりですが)で背中が痛い。背中というよりは腰のあたりの背骨が痛い。あしたも重い荷物を持つので、なんだか怖い。普段から重い銅版と重いギターと交互に持っているわけで、その内ギックリ腰になりそうな気がする。


赤いシリーズ。
パルミジャーノリッジャーノチーズおろし機。固まりを入れて、ハンドルをグルグル回しておろします。とっても楽チン。しかもかわいいでしょ。

きょうはビーフシチューでした。勿論国産牛です。で、品川駅にあるアンデルセンで焼きたてのバゲットを2本買う。美味しい。わたしはシチューは少しで良くって、やっぱりパンとチーズとワインで良い。これが最高。夜はこれでダラダラ過ごすのが良い。

チーズといえば最近イタリアで仕事をしている知人にサラミやチーズを貰いまして、これがあまりにも美味でトリノのオリンピックに行った人もさぞ美食三昧だろうと思いますですよ。頂いたチーズはパルミジャーノなので、チーズおろし機でズリズリしてパスタにたっぷりかけます。
この知人は版画もやっていたのですが、今はミラノで長期滞在用のアパルタメントを紹介する会社を始めました。そのサイトをM-brosで作ったのでご紹介します。

ペルアビタ『perAbita』です。
http://www.perabita.com/
イタリア旅行する方、見てみてね!かわいい家具付きのアパートや郊外の農家なんぞもあるよん。ミラノが中心です。サイトでは周辺の紹介もしていて、楽しいです。家族で長期滞在だったら絶対的に安いと思います。知人はイタリア料理が上手なパバロッティ風なヤツでございます。頼めばきっと親切にレストランも紹介してくれたりすると思います。出張料理もしてくれるかも。オペラは歌えません。

さて、あしたはまたしてもライヴです。
英語でお送りするサティ、ほか、グレートバリアリーフをぶっ飛ばせ、「そばにいる君」特別編、人口が増えた「島の生活」など盛り沢山でお送りします。
では、明晩高円寺ペンギンハウスで!


<The Cannanes "this is what it sounds like" Tour>
The Cannanes:http://www.cannanes.com/news.html
ツアーの他日程:http://blog.livedoor.jp/imperialsugardaddy/
■2月11日(土)東京・高円寺 ペンギンハウス
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
Live:
・The Cannanes(from Australia)
・サボテン
・sekifu
・My Pal Foot Foot
18:30 open / 19:00 start 当日¥2,000 + 1drink order

◆お知らせ◆

■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
松本家製造「ますのスモーク」プレゼントします。
終了しました。サンキュ!

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia)
w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start
当日¥2,000 + 1drink order

◆2006年2月8日(wed) 燻製ライヴでlost in translation


円盤のライブ。帽子作家の方が来てくれたので、その方の帽子を被ってみました。

7日はライブでした。
ひどい天気にもならずよかったです。
ギターケースのファスナー直ってしまいました。残念ながら新しいものはまた当分買えません。

名古屋から2組のバンドが出て、そのほか年末の円盤企画でも一緒になった「%ホセ」の方々も出演。リハの時からみなさん楽しい方たちで楽しい。名古屋だけになごやか。(失礼しました)

写真をサボテンのLIVEのページにUPしましたので見てね。その日持参してくばった松本印自家製「鱒の燻製」の写真もあります。思いのほか人気でしたが、食べ物があるとみんな嬉しいんだよね。委託販売しようか、サボテンのCDのところに差し込んでおこうか、とか盛り上がる。そんな事言われると本当にやっちゃいけど、いいのかなあ???田口さんもOKらしかたので、今度また大量に釣ったら納品します。是非円盤のチャートの1位を狙いたいと思います!!
http://www.m-bros.com/saboten/live/live44.html

みなさん楽しかったのですが、特に「%ホセ」ですねぇ、弦楽三重奏&16歳シンセ服部くん。この子とリーダーのヴァイオリンの方のやりとりが一番おかしかった。仕切ってるのは16歳服部くんに見える。この子がライヴ途中で「サボテンが好きです!」と発言。これにはびっくりしたけど、嬉しかったです。ありがとう。あなたがオジサンになったらわたしはオバアサンね、と森高千里の歌を心の中で歌ったのでした。
でも、こうやって古いバンドでも若いファンができるってことはすばらしいことではないか!とわたしは思うわけですよ。これは基本的なことだけど、音楽はこうやって忘れさられることもなく続いていくわけだよねー。やっててよかった。

名古屋の二つはとても静かなバンドでしたが、名古屋といえばむか〜〜し「なぞなぞ商会」というバンドがありまして、ザッパみたいのなんですが、新宿のロフトに見に行って、コンニャク投げられたのは忘れないです。おかしかったです。このバンドのイメージが強過ぎて、名古屋のイメージはどうも歪んでいたかもしれない。

わたしはひとりでしたが一番うるさい演奏でした。ロック=エレキギター=大きい音、というのが基本にあるため、どうしても小さい場所でも音大きいです。でも、この日はみなさんおとなしめだったので少し遠慮しました。でも大きい、と言われました。
みなさんお疲れさまでした。たのしい一日でした。来てくれたみなさんもありがとうございました。またね!

 

きょうはエミリ先生の英会話へ。
萩原朔太郎「猫町」について書いていった。「lost in translation」。映画のタイトルですが、これを使う。「lost in」。思索に耽る、というのを調べていたら出て来たlost in。夢かうつつか、入り込んだ世界と今生きている世界と、一体どちらが現実の世界だろうか?でも、ボクが猫人間の町を見たことは紛れもない事実なのだから・・と朔太郎は最後に書くのでした。Welcome to Dreamland. どちらの世界もリアルな世界だろう、とわたしは書き、それをトンチンカンな英作文にしたのでした(添削だらけ)。エミリー先生は元を辿るとクロアチアの方ですが、コロンビア大学でアートセラピーを学んだ方で、それが本職らしい(舞踏家でもある)ので一気にいろんな本を出してきてDREAMLANDの位置というのを話すのでした。その本の中に三つのDREAMLANDの絵が書かれていて、寝てみている夢、希望としての夢、幻のように見る夢、こんな感じで24時間ヒトは夢を見続けているのだ、という説明・・・・・だと理解したのだが、そんな図の話しをする。ああ、また「つづく夢」のドヴァンのことを思い出してしまった。わたしの現実は「lost in translation」。平行移動している。
英会話なんだけど、いつもそんな話しをしているので全然活用できません。だって、初めて会った人とこんな話しする機会なんてあるわけないもんねぇ。てなわけで、いまだに外国人とちゃんと話せません。

それから表参道画廊に行ってきました。ああ、忙しい。
「大犬展」のあと、引き続き表参道画廊の企画展に絵を出していましたが、その搬出。大きな黄色いチィちゃんの絵ほか数点あったのでカートを持っていったのですが。全然持って帰らなくてすんでしまって嬉しい!
というのも、絵が売れていたからで、売れたもの&画廊で持っているもの、と振り分けられて、結局小さい1点のみ持って帰るだけとなった。
まことに嬉しい。しかし、こうなってくるとだんだん手持ちの版画がなくなってくる。気がついたら何枚も刷り増ししなければならない現実にぶち当たり、歌ってる場合じゃないよ。でも、土曜日ライヴなんですよ。練習しなきゃ。オーストラリアのバンド、ザ・カナンズとです。女性ヴォーカルのポップで爽やかなロックです。弁護士さんとか先生とからしいです。是非、聞きに来てください!サボテンも久しぶりのドラム入り3人ヴァージョンで張り切っております。

<The Cannanes "this is what it sounds like" Tour>
The Cannanes:http://www.cannanes.com/news.html
ツアーの他日程:http://blog.livedoor.jp/imperialsugardaddy/
■2月11日(土)東京・高円寺 ペンギンハウス
http://www3.plala.or.jp/FREEDOM/penguin/home/home.html
Live:
・The Cannanes(from Australia)
・サボテン
・sekifu
・My Pal Foot Foot
18:30 open / 19:00 start 当日¥2,000 + 1drink order

◆お知らせ◆

■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
松本家製造「ますのスモーク」プレゼントします。
終了しました。サンキュ!

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia)
w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start
当日¥2,000 + 1drink order

◆2006年2月6日(mon) 壊れたギターケースで明日はライヴです


おフランス製のギターバッグですが、買って数カ月でファスナーが壊れました。ショック・・・・

ライブなんですよ、あした。
寒くて嫌ですねえ。雪とか雨とか降らないでね。
どの曲やるかもまだ決めてないんですよ・・・とりあえず一通り練習。

練習はしなくてはいけないのですが、あしたまでに3月1日から始まる伊勢丹府中店のアートギャラリーで始まる「春のねこ日和展」(またまた猫じゃい!)に出す作品を送らねばならず、その梱包で午前中すべてを費やさねばならなかった。18点送る。あと数点送らねば・・・。でもちょっと一段落です。8人くらいの人が出すようです。あとはすべてお任せなので、DMが出来てくるまではギターの練習と新作に取り組むことにする。

午後やっと練習をするのだけど、それにしてもギターケースがヤバい。わたしのはツアーにも耐えられるような、ネックのところがマジックテープで押さえられ、側面がシッカリしているソフトケースです。おフランス製に弱いのでついコレを買ってしまったのだけど、買って数カ月で前のポケットのファスナーが壊れた。直そうかとも思ったけれど、もぅ新しいのにしようと思う。でも、買いに行く時間がない。工房に行く途中にある渋谷のESPはよく弦の補充に行きますが、ここにはアルフィーのベルサイユの薔薇高見沢さん御贔屓なのか店員さんがお好きなのか、あのかた風のとんがったギターのケースばっかなのよねぇ・・・・普通の簡単のでいいんだけど、そうゆうのが無いの。Keyにはケースたくさんあった気がするけど、反対側だし。あとは石橋があったっけ?

ここでまたギターケース話再燃。
本当にいいの無いです。もぅ何年も嫌だ嫌だと思ってるんだから、そろそろ本当にバーバリー柄とか作っちゃおうかなぁ。どうでしょうねえ、2万円・・・・このくらいでなんとか誰か作ってくれないですかねえ・・。無理でしょうか?3万・・・う〜ん。もっとか。10万くらいかなぁ。それならギター買ったほうがいいよねえ。という具合でやっぱりオーダーなんてできないでいるのでした。
実は赤い防水の布とファスナーなど買ってあるんすよ。自分で作ろうと思って。

で、数年たってしまいました。

あしたは自家製鱒の薫製とラプサン・スーチョンを持参する予定です。誰かに差し上げます。スモーキーなライヴでございます。
エート、順番聞いてなかった。多分2番目か3番目でしょう。
では、円盤で!

『もうひとつの英国フード記』第三回更新してます。

◆お知らせ◆

■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
の2組がやって来ます。
東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
松本家製造「ますのスモーク」プレゼントします。

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia)
w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start
当日¥2,000 + 1drink order

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤
工藤冬里ほか

◆2006年2月5日(sun) わたしをスキーに誘わないで


全然イケてない格好で切ない。
でも、富士山はきれいでした。

なんたってスキーが嫌。
どうしてって、着替えが嫌いだから。
わたくし札幌生まれゆえにスキーは7才まではストック無しでも直滑降できる女でござんしたが、その後ブランクがあり、ユーミン大流行りの頃、一度本格的スキーに誘われまして北海道へまた行ったざんず。しかし、全然滑れませんでした。しかも、あのベチャベチャしたのが重苦しく、レストハウスと称する食堂の、あのベチャ床に落ちているラーメンの麺なんぞを見るとゲッソリしてしまうわけで、もぅお願いだからわたしをスキーに連れてかないで!と思ってしまいました。

1年中ほとんど裸足で過ごしているし、セーターもあんまり着ないし、ちょっとでも暖かかったらTシャツ1枚でいたいと思っているくらいなので、スキーウェアが嫌いです。ペプシマンみたいなピタピタの1枚だけだったら好きかもしれない。ボブスレーとかスピードスケートの格好だったらいい。
でも、やむを得ず行かねばならない時もある。
きょうはスキーではなくてソリをしに富士山の麓まで行ってきました。空気がきれいで富士山もきれいに見えて気持ちがよい。ここは人工雪になっています。回りは公園アンド雑木林。いい感じのレストランもあってラーメンの麺も落ちて無くてよかったです。

ソリでバンバン滑ってきまして、楽しかったです。滑るほどにうまくなります。冬期オリンピックそろそろ始まりますが、ボブスレーが一番やってみたいです。滑っては山を登るので、多分あさってころ筋肉痛になっている。ア!マズイ!ライヴの日だ・・・。

7日のソロライヴの日の対バンは2組名古屋から来ます。
ひとつは「スティーブ・ジャクソン」といって、リーダーの武村モモジさんは名古屋のKDハポンというハコのブッキングをやっている人で、名古屋の面白い人達を集めたキーマンのような存在だそうです。楽しい日になると思います。来てね。

『もうひとつの英国フード記』第三回更新してます。

◆お知らせ◆

■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
の2組がやって来ます。
東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
松本家製造「ますのスモーク」プレゼントします。

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia)
w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start
当日¥2,000 + 1drink order

■サボテンライヴ
3月7日 高円寺円盤
工藤冬里ほか

◆2006年2月4日(sat) 巣鴨のオバチャンに愛を

『レクタングル』もほかの物が聞きたくなったので調べていたが、調べるのが下手なのかどうも捜せない。
ノエル・アクショテのものだけでも聞きたいなぁ、と思っていたら、コメントをいくつも頂いてほかにどんなものが出ているのか少しわかった。さっそく2枚通販することにした。どうも、好きになると一度に何枚も聞きたくなるもので、マーク・リボーの時にもそんな大人買いをした記憶がある。『大人買い』・・・本当に嫌ですねえ、1枚レコード買うのに2ヵ月お小遣いためていた頃が懐かしいですわ。

頼んだCDが来るまでは聞く方はちょっと我慢して自分のライヴの練習に専念することにした。
今月は来週火曜日7日にソロライヴが円盤であります。その練習をしつつ、11日にはペンギンハウスでサボテンのライヴがあるのでそちらもやらねばならない。3月7日もライヴがあるのでどの練習をしたらよいのかわけがわからなくなる。
実はそのほかに外苑前のミュージック・バーで3月25日にスライド&ライヴをすることが決まりまして、それについても構成など考えて練習しなければならない。スライドもまた新たに作ることになります。どうぞ、みなさま、お越しくださいませ。きっとまたおもしろいと思います。詳細はまだ全然決まっておりません。

きょうはその打ち合わせもかねて午後巣鴨へ。もしかして初めてかもしれない。駅でいきなりオバチャンに声をかけられてしまった。待ち合わせで待っているちょっとの間だけれど、DVDのDOORSを見ていたらオバチャンに「これって絵がでるの?音だけなの?」としつこく聞かれたのでした。何度も絵が動いてみられるという説明をすることに。オバチャンは「風とともに去りぬ」を買ったのでした。買いおわったらニッコリわたしを見るのでかわいくて嬉しかった。わたしはオバチャンやオジチャンが好きなの。家に帰ってちゃんと見られるといいなぁ。巣鴨もちょっと愛せる、と思った。商店街は楽しいものねえ。きょうは4のつく日で屋台がたくさんでていて賑わってました。チープな店が多くてパリィなわたしには似つかわしくないわね・・とかなんとか言いながら結構おもしろかった。
台湾料理屋。薬膳っぽい味がするのは五香粉のせいだと思うのだけど、こうゆう味つけは台湾に多いのかしら?美味しかった。旧正月にしか出ない点心、黒砂糖の入った揚げたお餅も食べました。お店のオバチャンやオジチャンと世間話し。結構そうゆうのが好きなわたしです。
ここでライヴをどんな風にするか相談。しかし二人だけなのでお腹がいっぱいになってしまい思考能力が低下、どうするんだっけ??あ、兎に角、わたしのエレキギターソロとスライドが中心です。スライドは版画となにか。ツーステージね。

それから都電に乗って大塚まで。ここでサボテンの練習をしました。都電はもっとガタピシなのかと思ってた。ピカピカでした、練習は歌の曲中心にしました。あとは笑った。それにしても寒い一日でした。
疲れた疲れた。

さきほど『もうひとつの英国フード記』第三回更新しましたので、見てくださいね。

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■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
の2組がやって来ます。
東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
松本家製造「ますのスモーク」プレゼントします。

■サボテンライヴ
2月11日土曜日(祝) 高円寺ペンギンハウス
The Cannanes(from Australia)
w/ サボテン、the sekifu、 My Pal Foot Foot
18:30open / 19:00start
当日¥2,000 + 1drink order

◆2006年2月3日(fri) 『もうひとつの英国フード記』第三回更新

しつこい性格ゆえに『レクタングル』三日以上聞いている。そろそろ違うものでも聞こうか。
CD屋に行く時間もないほど忙しくなってしまって、今朝は額屋へ行き、その後工房へ行き、夕方銀座の伊東屋へ行き、せわしないのでした。

工房ではそろそろ4月の工房展の準備。今年のDMはわたしの柳模様のカップになりました。コピーも入れましょうよ、と盛り上がり、そこにいた数人で作業しつついろんな意見を出しあった。カップの絵なので、何かそれにまつわるのが良いねえと言っていたらメンバーのひとりは「アート・ブレイク」はどう??と発言。「ティー・ブレイク」じゃなくてアートでブレイク、という意味なんだけど。なんとなくシックリくるので全員一致で決まった。なんか聞いたことあるなぁ・・「あ、アート・ブレイキーっているんですけど、考えてみれば変な名前だなぁ、本名かなぁ・・・・」と思った。誰もシランかった。アート・ブレイキーとギャグ・メッセンジャーズ・・・じゃなくてジャズ・メッセンジャーズ。ドラマー。

伊東屋さんの9Fに版画作品売り場があります。たくさんの版画を見ることができます。ここで、わたしの版画が10点ほど扱われることになりました。その納品に行ってきました。その内3点は「英国フード記 A to Z」からの作品です。「キッパー」「レモンカード」「ロースト」の原画が販売されます。多分来週末くらいになるとのことですが額に入って飾られると思いますので、銀座に行かれることがありましたらお立ち寄りください。奥の方にある閲覧コーナーなどにも入ると思います。
つづいて9Fのティーラウンジで石井さんとお茶と打ち合わせ。このティーラウンジは好きだ。むか〜〜し一度は入った記憶がある。とても落ち着く場所です。これからはここを利用しよう。
本のイベントはまたやると思います。どこまでやれるかなぁ。

さきほど『もうひとつの英国フード記』第三回更新しましたので、見てくださいね。今回はウナギとか食べ物のマーケットが中心です。TOPページからも見られます。


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■松本里美ライヴ
2月7日火曜日 高円寺円盤チャージ:1500円(ドリンク付き)
名古屋から『スティーブ・ジャクソン』
同じく名古屋から『ジョンのサン』
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東京からはわたしと弦楽三重奏&シンセの『%ホセ』がでます。
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◆2006年2月1日(wed) レクタングル/オムニバス

最近買ったもの。
それはポータブルCD。これで何台目だろうか。3台目かな。過去の物は二つとも海辺で使っていて砂が入ったり落としたりして使えなくなってしまった。
この頃は移動時間はほとんど何も聞かないかiPod使用でした。が、パソコンの諸事情により新しいCDを取り込めなくなっているのと、iPodに入れなくても良いものまで入れているとリスト膨大になってしまい、かえって面倒という事体になっていて、やっぱりCDのまま聞こう、と思った次第。「自然に帰れ!」by ルソー。いや、全然自然じゃないんだけどね・・・1枚1枚盤を見ながらというのもいつになくいい感じですよん。先週買い求めてからはリュック派になり、いろんな物を詰め込んで(肩凝りになるほど重い)移動。全然聞いてなかったものや、久しぶりに聞いてみたくなった物や、貰った物や、買ったばかりで封もそのままの物など聞き出した。

中でも楽しくて仕方ないのが『レクタングル』。これはとても小さいけれどユニークな作品を出し続けているレーベルです。フランスです。お金出して買って、もしかしたら大失敗するのではないか?とちょっと躊躇しちゃいそうな物なのですが、わたしとしては、心の中で『多分好きだと思う・・・』とよく思ったものですが、兎に角買っちゃえ!エイ!というわけにはいかないような危うい感じ。でも、何年か前に「オムニバス」というのが出たんですよ。これがハッキリ言って聞き易くてですねえ・・・と言っても、誰にそう言えばそう思ってくれるのかはわからないんですよ。買ったばかりの時にはそうでもなかったんだけど、今聞いてみると、コレがとてもよくて(誰にも薦めないけど)。
簡単に言えばサボテンのキャッチコピー「基本はロック!But ノン・ポジション」ということになると思います。

特にわたしはこの『レクタングル』の主宰のギタリストのノエル・アクショテにちょっとクラァ〜ッとなっちゃいまして。
このオムニバスの中で彼のギターがかっこいいのは12曲目。ここから16曲目までがズリズリとかっこよい。13曲目はフリス&アクショテ。これは思慮深気でイマイチ。14曲目はデレク・ベイリー&アクショテで、アクショテ爆発。ベイリー氏、思索に入るところを引きずられそうになる・・ところをさすがにその老練さで紳士に納めるというところがなかなか粋な感じ。16曲目はロル・コックスヒルのクリスマス・ソングで、ロルは歌が好きだなぁ。スタンダードが好きなんだと思う。with フィル・ミントン&アクショテ。美し気だが、非常にきちゃない音がたくさん聞こえて気持ち悪いです。アホだと思います。でも、好き。メロディ・フォーを思い出した。
とにかくアクショテが入ってるのが一番盛り上がって好きですわー。弾きまくるのが好きなんですよ。溜めたりするの気持ち悪い。フリーで嫌いなのはこの「ため」があるやつ。恥ずかしい。

フランス人って遊ぶのが上手だなぁと思います。すごく楽しそう。

きのうはエミリー先生の英会話。「Good Smell!」なんて言ってしまったのだけど、先週わたしが差し上げたラプサン・スーチョンを出してくれたのだった。わたしはすっかりこの匂いに慣れてしまったので、美味しく飲んでしまいました。話しは偶然の出来事と朔太郎の『猫町』について。
その後、同じ英会話をとっている友人たちとお茶。お茶ばかりだった。それから一人工房へでかけて作業を少し。最後は銀座の伊東屋へ。ここの8Fはギャラリーとフレームコーナーと版画作品の販売となってまして、ここでわたしの作品も置いてもらえることになったのでした。何枚か持参して選んでいただきましたので、そののちここで数点見られると思います。奥さんのお誕生日、玄関に飾って開運・・・な〜んて感じで1枚いかがでしょう。

きょうはまたまたサボテンのサイトが繋がらない!さらにメールも繋がらない!BBSも勿論駄目!という三重苦にみまわれていました。もぅこのサーバーには我慢ができないので、新しいサーバーに変えることにしました。わたしのサイトもサーバー変えたので夜はずっとその設定で四苦八苦しておりました。サイトのアドレスは同じで、satomin.jpですが、メールはegg@satomin.jpと変えました。
やっと設定ができた!と思ったら今までのも動きだしたのでさらにガ〜〜ッッとなる。きのうからのメールが100件ほどたまって出て来ました。返事は待ってください。今までのsatomi@m-bros.comも使えますのでそのままでも結構です。ただ、これがよく駄目になるので、おそらくegg@satomin.jpの方が確実だと思います。saboten.co.ukの方もあした変える予定です。こちらはアドレスも変わると思います。


◆お知らせ◆

『大犬展』グループ展は終了しましたが、なぜかそのあとも引き続き同画廊にて「犬展」があるらしく、
わたしの作品は一部交換してそのまま飾られております。4日17:00までです。
表参道画廊+MUSEE F
http://omotesando-garo.com/
東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム Phone:03-5775-2469
E-mail:info@omotesando-garo.com
12:00〜19:00 最終日 17:00まで


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